巨人・山田龍聖、プロ初登板で見事なアピール

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今季で4年目を迎える読売ジャイアンツは、交流戦で3勝6敗1分けと振るわない成績を記録している

貯金も1に減少したが、首位・阪神も5連敗中で、リーグ戦はまだまだ混戦の様相を呈している

そんな中、逆転でリーグ連覇を目指す巨人に朗報が届いた

プロ入り4年目の左腕、山田龍聖が一軍デビューを果たし、注目される存在となった

唐突なタイミングでプロ初登板

6月10日のソフトバンク戦で、山田は先発投手が危険球で退場したため、突然の登場を果たした

ソフトバンクの井上温大が2回一死一、二塁という場面で周東佑京に頭部死球を投げて退場し、山田に投球のチャンスが巡ってきた

この状況下で、山田は今宮健太をチェンジアップで三ゴロに打ち取り、ピンチを脱出した

その後も3回には死球を与えながらも、続けて近藤健介を遊ゴロ併殺打に仕留め、無失点投球を続けた

攻撃では坂本勇人と中山礼都の連続適時打があり、試合の流れを引き寄せた

5回にはピンチを迎え途中交代となったが、3回で2安打1失点という内容は十分な評価を受けるに値した

育成契約からの復活

山田は高岡商高時代から注目の投手であり、特に大阪桐蔭高との試合で見せた力投が記憶に新しい

社会人野球を経てドラフト2位で巨人に入団したが、入団後は一軍登板なしの厳しい日々が続いた

しかし、昨シーズンはイースタン・リーグで防御率1.65という好成績を残したものの、オフには育成契約を余儀なくされた

その後、ウエスタン・リーグでの活躍により5月28日に支配下選手として復帰

6月9日には一軍へと戻り、そしてプロ初登板を果たしたのだ

山田選手の初登板は、厳しい環境を乗り越えてきた彼の努力の結晶ともいえる出来事です。急遽登場したにもかかわらず、ピンチを切り抜けたその姿は、選手としての成長を強く感じさせました。今後の活躍が楽しみです。
キーワード解説

  • プロ初登板とは?:プロのスポーツ選手が初めて公式戦に出場すること。
  • チェンジアップとは?:速球よりも遅い球で、打者を惑わせる変化球の一つ。
  • 育成契約とは?:若手選手を育成するための特別な契約で、逆境からの復活を狙う選手にとって重要なステップ。

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