日本ハム、広島に逆転劇を演じサヨナラ勝ち
<日本生命セ・パ交流戦:日本ハム8-7広島>◇15日◇エスコンフィールド広島が7-0からの大逆転を許し、延長戦でサヨナラ負けを喫する波乱の展開となった試合は中盤まで広島ペースで進んだ
6回、広島は打者11人を送り込み、8安打を記録する猛攻撃で6点を奪うビッグイニングを形成し、主導権を握った
しかし、終盤の8回に日本ハムが反撃を開始
広島はこの試合、4点を失い、9回にはテイラー・ハーン投手(30)がレイエス選手に中前2点適時打を許し、同点に追いつかれた
さらに延長10回、広島の栗林良吏投手(28)が田宮選手に本塁打を浴び、今季5度目のサヨナラ負けを喫した
試合後、新井貴浩監督(48)は自身の采配ミスを認め、「8回の失点は自分のミスだと思う」と語った
監督は、8回に森浦投手を温存していたことを反省し、「流れが向こうに行っていた
あの場面で森浦を準備していなかったのは自分のミス」と語った
また、8回からの投手の起用についても言及し、「球数や点差から続投させたが、レイエスがポイントだった」と述べた
ハーン投手の9回起用については、「ダブルで行くと言っていたのでハーンで問題なかった」と説明した
新井監督は打線について「みんな良いバッティングをしていた」と評価し、今後の交流戦に向けて「残り2カード、しっかり頑張りたい」と意気込んだ
広島のサヨナラ負けは、最後まで油断できないという教訓を示しています。広島が中盤で優位に立っていたにもかかわらず、試合が逆転したことで、今後の試合に向けての戦略やプレースタイルを見直す重要性が浮き彫りになりました。
キーワード解説
- サヨナラ負けとは?試合が同点またはリードしている状態で相手チームに勝ち越され、試合が終了することを指します。
- ビッグイニングとは?1イニングの中で特に多くの得点を挙げることができた回のことを指します。この試合では、広島が6回にビッグイニングを作り出しました。
- 采配ミスとは?監督が試合中に選手の起用や戦術を誤ることを指します。新井監督はこの試合でのいくつかの選択に対して反省の意を表明しました。

