この日の試合は目を覆いたくなる終わり方でした
1死一、三塁という緊迫した場面で、代打・黒川の二塁内野安打により、阪神は今季4度目のサヨナラ負けを記録
監督の藤川球児氏（44）は、試合後に表情を失いました
阪神は前日まで、球団史上49年ぶりに5戦連続逆転負けを経験しており、負の連鎖を止めようと努力しましたが、結末は残酷でした
また、これで3年ぶりとなる6連敗を迎えたことに加え、楽天戦では球団史上初の7連敗となってしまいました
こうした苦境に立たされている阪神にとって、悪夢は一向に終わらない様子です
この試合の決定的だったのは、延長11回の緩慢走塁です
先頭の佐藤輝選手が右中間へ大飛球を放った際に、「確信歩き」をした結果、ボールはフェンス直撃となり、二塁にすら進めず短打止まり
この後の攻撃は無得点に終わり、藤川監督は「自分の責任として、しっかり火曜日からやらなければと思っています」とファンに謝罪する姿が印象的でした
ゲームを見守る岡田オーナー付顧問も厳しい表情で、「論外やろ
打ったら走る
当たり前やろ
それだけやんか」と昨年までの監督時代を思い出すようなコメント
チームの士気に影響を与える発言となっています
また、同試合では、リリーフ陣が厳しい状況に立たされており、及川、岩崎、湯浅が複数イニングを消化する展開
特に岩崎選手は4年ぶりの回またぎとなりましたが、「あした（16日）はゲームがないので
精いっぱいやってくれた」と、執念の継投でチームを支えました
阪神の6連敗中の平均得点は1試合わずか2.16点で、攻撃力の低下も顕著に表れています
藤川監督は、「自分自身も厳しい目で自分を見る
みんなを含めて
糧にして戦う」とコメントし、チームの再建に向けた意気込みを示しました
佐藤選手も「あしたまたしっかり休んで、頑張る」と気を振り絞りました
この日はセ・リーグの6球団が全て敗北した中、阪神は2位DeNAと2.5差のままとなっています
それでも「変わらないことが不幸中の幸い」とポジティブな側面も見せ、17日からの本拠地・甲子園でのロッテ、ソフトバンクとの6連戦に向けて巻き返しを図ります
阪神タイガースは楽天との一戦で延長戦に持ち込まれながら、またもサヨナラ負けを喫しました。負の連鎖を断ち切るために必死に戦っているものの、その結果には厳しい評価が下されています。選手のパフォーマンス向上が期待され、今後の試合で巻き返しを図れるか注目されます。
キーワード解説
- サヨナラ負けとは？：サヨナラ負けは、試合が終わる直前に相手チームが決勝点を挙げ、自チームが挽回できずに負けることを指します。
- リリーフ陣とは？：リリーフ陣は、試合中に先発投手が交代した後に登板する投手たちを指します。特に重要な局面で投球されることが多いです。
- 延長戦とは？：延長戦は、規定の試合時間が終了した後も、勝者が決まるまで試合が続くことを指します。
