井上一樹監督(53)は打線を再編成し、3番にブライトを起用するなどの工夫を試みたが、結果には結びつかなかった
試合後、中日は西武・佐藤龍世内野手(28)の金銭トレードでの獲得を発表した
佐藤選手は昨季4番としての活躍もあり、故障者続出の内野を強化するため、チームの打線活性化が期待される
中日は前日の試合に続いて、この日も昨季の新人王左腕・武内や他の4投手を相手に4安打無得点と封じ込められた
相次ぐ主力内野手の故障で、苦しい状況が続いており、特に福永選手が5月に骨折、11日には高橋周選手が接触で脱臼するなど、主力陣が長期離脱を余儀なくされている
今季、開幕時に4番で起用されていた石川昂選手も再昇格後、18打数1安打と苦しい内容が続いている
得点力不足に苦しむ中日ドラゴンズにとって、「打てる内野手」の補強が急務となっていた
佐藤龍選手は主に三塁を守る右打ちの28歳であり、2019年に富士大学からドラフト7位で西武に入団
2021年に日本ハムへトレード移籍し、2022年オフには再び西武に戻った経歴を持つ
通算322試合出場の彼は、打率2割2分7厘、13本塁打、67打点と一定のパンチ力を秘めており、今季は一軍出場はないものの、二軍では打率3割2分4厘、4本塁打と好成績を残している
新天地で彼が即戦力となることが期待される
この日の試合では、井上監督は3番にブライト、5番に指名打者の石橋選手を起用し、クリーンアップを形成した
ここ8試合で3番を務めていた上林選手は6番に組み替えられた
井上監督はブライト選手の起用について、「彼はここぞという時に仕事ができるが、変化を加えるために3番もあり得る」と説明
だが、この試合で中日は今季14度目の零封負けとなり、明るい兆しは見えなかった
中日の最新の試合は、先発投手の好投にもかかわらず、打線が全く機能せずに零封負けという結果になりました。このことは、チームの得点力不足を示しており、早急な打線の見直しが求められています。また、内野手の補強が行われるとのことで、新たな戦力がどのようにチームに影響を与えるのかも注目されます。
キーワード解説
- 金銭トレードとは? 選手を交換せず、代わりにお金で選手を獲得する方法のこと。
- 零封とは? 相手チームに得点を許さず、0点に抑えることで、特にピッチャーの好投が求められる。
- 打撃不振とは? 選手が本来の打撃力を発揮できず、安打が少ない状態のこと。

