このプロジェクトは「KOSHIEN“eco”Challenge」として知られており、甲子園球場と阪神タイガースが、コトブキシーティング株式会社と日本GXグループ株式会社の協力を得て実施されます
この取り組みは、7月に行われる試合のうち、空調機の運転によりCO2排出が増加する期間に設定されています
取り組みの背景と実施内容
「KOSHIEN“eco”Challenge」はこれまでに5度目の開催となり、特に環境問題への対策が求められる現代において、重要な意味を持ちます今年度から甲子園球場は「電気使用における実質再エネ100%」を実現しましたが、試合日においてはガス・水道の使用や廃棄物処理に伴って依然としてCO2が排出されます
これを受け、今回の取り組みでは、特定の試合を「カーボン・オフセット試合」として指定し、その期間中の環境への配慮を強化します
| 試合日程 | 対戦相手 |
|---|---|
| 7月1~3日 | 読売ジャイアンツ |
| 7月11~13日 | 東京ヤクルトスワローズ |
| 7月15~17日 | 中日ドラゴンズ |
PR活動と選手のメッセージ
この取り組みでは、7月の開催期間中に、阪神電車の全線にわたって自動構内放送を用いたPRが行われ、さらに試合中の球場ビジョンでも「KOSHIEN“eco”Challenge PR大使」の近本光司選手が登場して、カーボン・オフセット及びCO2削減に向けた呼びかけを行います近本選手は「球場内での分別活動にご協力いただきありがとうございます
今年は『カーボン・オフセット試合』が過去最多の9試合に及ぶことになります
エコ活動への意識を高め、阪神甲子園球場を『環境にやさしい球場』にするため、一緒に頑張りましょう!」とのコメントを寄せました
阪神タイガースの「カーボン・オフセット試合」は、環境意識の重要性を再認識させる取り組みです。選手自身がエコ活動を推進し、ファンと共に環境問題に取り組む姿勢は、スポーツ界における責任ある行動の模範となるでしょう。これによって、球場を越えてエコに対する関心が広がることが期待されています。
キーワード解説
- カーボン・オフセットとは?CO2などの温室効果ガスの排出を削減し、残った分を他の方法で相殺する取り組みのことです。
- エコ活動とは?地球環境を守るための行動を指し、リサイクルや省エネ、資源の有効活用などが含まれます。
- 二酸化炭素(CO2)とは?人間の活動や自然の過程で生じるガスで、温暖化の原因となり、環境問題の大きな要素となっています。

