山川選手は昨シーズン、西武ライオンズからFA（フリーエージェント）で移籍し、初年度に全143試合に出場し、ホームランと打点で二冠に輝くなどの活躍を見せましたが、今季はその成績が振るわず、チーム内での立ち位置が危ぶまれています
ソフトバンクは、6月15日現在で交流戦成績が8勝3敗1分けと好調であり、首位に立っていますが、チームの上昇気流の中で山川選手は思うような成績を残せませんでした
特に今季の打率は.204となり、これは規定打席に達した選手の中で最下位です
さらに、4番打者としての役割も5月15日の試合を境に下がり、以降は7番や6番での出場が増えていました
6月5日の中日戦では出場しない試合もあり、交流戦では27打数4安打（打率.148）という成績に終わっています
全てが単打で、ホームランは5月27日に打った9号以来、15試合も出ていません
野球評論家の意見によると、「山川選手は好不調の波が激しい選手ではあるが、今年はその好調の時期が長続きしなかった印象がある」とのことです
彼には打撃復調の期待が寄せられていますが、今のチームでは山川選手がいなくとも十分に戦える状況にあるとも指摘されています
山川選手はプロ入り以来、4度の本塁打王、2度の打点王に輝く、日本球界を代表する長距離砲ですが、西武時代には安定した活躍を見せていたわけではありません
特に2020年には故障の影響で成績が大きく落ち込み、21年も打率が低迷しました
西武時代はチーム事情も影響し、選手層が厚いことから、結果が出なくても起用を続けられた背景があるようです
現在のソフトバンクでは、そのような選手起用の余地が限られており、チーム内競争が厳しさを増しています
山川選手が再度一軍に戻るためには、打撃の復調が必要不可欠と言えるでしょう
山川穂高選手のファーム降格は、チームの好調さとは対照的に彼自身の成績が不振だったことが大きな理由です。特に今季の打率の低さや長打が出ていない現状から、昇格にはさらなる努力が求められています。選手層が厚いソフトバンクにあって、早急な復調が必要でしょう。
キーワード解説
- ファームとは？: ファームは、プロ野球チームの二軍を指し、主に若手選手の育成や、調子を落とした一軍選手の調整を行うためのチームです。
- FA（フリーエージェント）とは？: FAは、選手が自らの意志で契約先を選ぶことができる制度で、これにより選手はより良い条件の契約先を探すことができる。
- 打率とは？: 打率は、選手が打席に立った回数に対して、何回ヒットを打ったかを示す指標で、選手の打撃の安定度を図る重要な数値です。
