愛知大学野球リーグ2部からスタートし、クラブチームを経てBC栃木に入団した比嘉氏は、当初は最速141キロの投球をしていたが、トレーニングや指導を受ける中で145キロにまで球速を伸ばすことに成功した
彼の成長に大きく寄与したのは、元鷹戦士の投手コーチである巽真悟氏と金無英氏、またバッテリーコーチの八木健史氏である
比嘉氏は「巽さんには“思い切り投げろ”とアドバイスを受け、金さんのおかげで球速も上がったし、八木さんからは配球について多くを学びました」と感謝の意を示している
2020年にはBCリーグで12勝1敗、防御率2.76を記録し最多勝を獲得するも、プロからの声がかかることはなかった
そんな中、元ホークスの選手・川崎宗則氏の助言を受けて打撃投手への転身を決意した
初年度は「ここで(選手として)やりたかった」と感じつつも、次第に心の整理がついたという
比嘉氏は今後の目標として「同じリズムで一定のコースに投げること」を挙げており、「一年でも多く投げたい」という強い意志を持って日々を送っている
比嘉大智氏(ひが・だいち)は1994年4月27日生まれ、沖縄県出身
宮古島では甲子園出場を果たせなかったが、2022年よりソフトバンクの1軍打撃投手に就任
昨年からは2軍打撃投手としても活動し、今月16日付で現在の職務に配置転換された
比嘉大智氏の野球人生は、感謝の念や転機を通じて成長してきたことが印象的です。打撃投手としての新たな挑戦は、選手としての夢を再定義する機会をもたらしました。今後の活躍が期待されます。
キーワード解説
- 打撃投手とは?プロ野球において、選手がバッティング練習を行う際に投球を担当する役割のことです。
- ピッチングコーチとは?投手の技術やメンタルをサポートし、投球内容を向上させるための専門的な指導を行うコーチのことです。
- 防御率とは?ピッチャーが与えた安打と四球の影響を含め、1試合当たりに自責点がどれくらいかを示す指標です。

