中日、交流戦で3連敗。川上憲伸氏が試合のターニングポイントを分析

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【川上憲伸の目】◇17日 交流戦 中日3―5オリックス(バンテリンドームナゴヤ)中日は序盤の拙攻がたたり、3連敗を喫しました

交流戦においても1つの借金が先行する形となりました

試合ではどちらのチームも再三にわたってチャンスを作り出したものの、最後の1本が出ない「我慢比べ」の展開となりました

中日スポーツの評論家である川上憲伸氏は、「あそこがポイントでしたね」と試合を振り返りました

試合の重要な場面

ポイントとされたのは、1点を追う6回の攻撃です

この局面で上林選手が右前打を放ち、この試合初めて先頭が出塁する場面となりました

続く石伊選手は、初球をセフティー気味にバントしましたがファウルに終わりました

そして2球目もバントの構えをとったものの、こちらもファウルに

最終的にバスターに切り替えたものの、三ゴロに終わり、走者を進められないまま無得点に終わりました

川上氏の指摘

川上氏は、「あそこは走者を得点圏に進めて、マラー(打順上位の打者)まで回すことが大事です

そこで代打を使うべきだ」と指摘しました

特に、このような場面でプレッシャーがかかる打者も多く、投手にとっても心理戦が生まれます

オリックスの先発投手である東選手は、1年ぶりの勝利がかかっていたため、この局面は非常に繊細なものでした

明るい話題も

トレードで獲得された佐藤選手が移籍初打点、初安打を記録するという明るい話題もありました

しかしながら、川上氏は「確実性を欠いた一つのプレー」が気になった様子です

今回の試合は、中日がチャンスを何度も作りながらも拙攻により得点を挙げられなかったことが目立ちました。川上憲伸氏の分析にあるように、プレッシャーのかかる局面での判断が重要であることが再確認されました。特に、選手の心理状態も試合の結果に影響するため、今後の試合での改善を期待したいところです。
キーワード解説

  • 拙攻とは?:拙攻とは、攻撃の際に得点が取れないことや、チャンスを逃すことを指します。特に、野球においては特定の局面で得点を奪えないことが試合結果に大きく影響します。
  • 得点圏とは?:得点圏とは、走者がいる状況で得点を挙げる可能性が高い位置を指します。通常、走者が1塁と2塁にいる場合や3塁にいる場合を指し、ここでの打撃が特に重要視されます。
  • 心理戦とは?:心理戦とは、対戦相手の心情や思考を読みながら戦う戦術です。特にスポーツでは、選手同士やチーム間での駆け引きが勝敗を分ける重要な要素となります。

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