昇格するためには、ファーム(二軍)でのパフォーマンスが不可欠であるが、二軍でいくら好成績を収めても、一軍に声がかからない選手も少なくない
今回は、阪神タイガースに所属する石黒佑弥選手の状況を取り上げる
石黒佑弥選手のプロフィール
・投打:右投右打・身長/体重:180cm/85kg
・生年月日:2001年6月20日
・経歴:星城高 - JR西日本
・ドラフト:2023年ドラフト5位 石黒選手は、ルーキーイヤーから二軍で優れた結果を残し続けているにもかかわらず、一軍のチャンスには恵まれない状況が続いている
2023年のドラフトで阪神から5位指名を受けた彼は、星城高を卒業後にJR西日本で経験を積んだ
ルーキーシーズンでの成績
ルーキーイヤーの2023年は、開幕から二軍で奮闘し、7月には一軍デビューを果たすただし、一軍では3試合に出場し、防御率は5.40にとどまった
しかし、二軍では40試合に登板し、4勝4敗10セーブという成績を収め、防御率は3.50、奪三振率は9.75を記録している
この奪三振率は、投手が打者を何回三振に仕留めたかを示すもので、数値が高いほど投手としての力が強いことを示している
今季の状況と今後
2024年のシーズンが開幕し、入団2年目の石黒選手は初めて一軍入りを果たしたが、4月3日に二軍に降格その後、一軍での4試合の救援登板では防御率9.00と振るわず、再びファームに戻ることとなった
しかし、ファームで良好な結果を残し、6月5日に再び一軍登録された
その際、3試合連続で無失点の投球を見せたが、脇腹の筋損傷により、再度の離脱を余儀なくされた
今後、彼がどのようにリハビリを行い、一軍復帰を果たすのかが注目される
阪神タイガースの石黒佑弥選手は、二軍で素晴らしい成績を残しながらも、一軍での出場機会が限られる苦しい状況に直面しています。若手選手にとって、二軍での結果を一軍に昇華させることは大変難しいですが、彼の前向きな姿勢が今後の成長につながることを期待します。
キーワード解説
- ファームとは?: プロ野球における二軍チームのことを指し、未熟な選手が成長するための場です。
- 防御率とは?: 投手がどれだけ得点を許したかを示す指標で、低いほど優秀な成績を意味します。
- 奪三振率とは?: 投手が何回打者を三振にしたかを示す数値で、高ければ投手の能力が高いことを示します。

