プロ野球・ソフトバンクルーキー安徳が2軍初登板も悔しいスタート

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2025年6月18日、タマスタ筑後で行われたウエスタン・リーグの試合において、福岡ソフトバンクホークスのルーキー投手、安徳駿選手(23)が公式戦初登板を果たしましたが、期待に応えられない結果となりました

ソフトバンクはオリックスに1―9で敗れ、安徳選手は2番手として3回からマウンドに登場しました

デビュー戦の概要

安徳選手は、チームが3点を追う状況で、先発投手・岩崎選手に代わって登板

初回から不安定な立ち上がりを見せ、先頭打者に中前安打を許した後、四球とバント安打で無死満塁のピンチを招きます

その後、8番打者・河野選手に初球を打たれ、失点を許しました

さらに、ゴロの間に2者が生還し、ソフトバンクは0―6とリードを広げられました

アドバイスを受けての好投

イニング間には、捕手の藤田選手から「コースは良いけど低めにしてください」といった具体的な指摘があり、これを受けて安徳選手は落ち着きを取り戻しました

4回は3者凡退に抑え、5回も四球を出しながら無失点に切り抜け、合計56球を投げました

これにより、ロングリリーフとしての存在感を示すことができました

初登板の感想と今後の展望

初めての2軍のマウンドに立った安徳選手は、「3回はずっと緊張していた

初回で真っすぐが狙ったところにいかないことが分かった」と冷静に振り返り、今後への課題を見据えています

また、1軍経験者の大野選手から「1軍はアドレナリンが出て、球速が上がる」と聞かされ、1軍の舞台への憧れが一層強くなったと語りました

けがからの復帰
富士大時代には最速152キロを記録した右腕の安徳選手ですが、入団時には右肘の異常が見つかり、春季キャンプではC組での調整を余儀なくされました

しかし4月には実戦復帰し、さらなるパワーアップを目指して奮闘を続けています

安徳選手の2軍初登板は苦い結果になりましたが、試合途中での藤田選手からのアドバイスを受けて、徐々に安定を取り戻した点は評価できます。今後の成長に期待を寄せるファンも多いでしょう。
キーワード解説

  • ロングリリーフとは?:ロングリリーフは、試合中の途中で先発投手が早々に降板した場合、長いイニングを投げることを担うリリーフ投手を指します。通常のリリーフ投手は短いイニングを抑えることが多いですが、ロングリリーフはチームが必要とする場合に多くのイニングを担当します。
  • アドレナリンとは?:アドレナリンは、身体が緊張や興奮状態にあるときに分泌されるホルモンです。これにより心拍数が上がり、筋肉にエネルギーが供給されるため、選手はパフォーマンスを向上させることができます。

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