ソフトバンクはオリックスに1―9で敗れ、安徳選手は2番手として3回からマウンドに登場しました
デビュー戦の概要
安徳選手は、チームが3点を追う状況で、先発投手・岩崎選手に代わって登板初回から不安定な立ち上がりを見せ、先頭打者に中前安打を許した後、四球とバント安打で無死満塁のピンチを招きます
その後、8番打者・河野選手に初球を打たれ、失点を許しました
さらに、ゴロの間に2者が生還し、ソフトバンクは0―6とリードを広げられました
アドバイスを受けての好投
イニング間には、捕手の藤田選手から「コースは良いけど低めにしてください」といった具体的な指摘があり、これを受けて安徳選手は落ち着きを取り戻しました4回は3者凡退に抑え、5回も四球を出しながら無失点に切り抜け、合計56球を投げました
これにより、ロングリリーフとしての存在感を示すことができました
初登板の感想と今後の展望
初めての2軍のマウンドに立った安徳選手は、「3回はずっと緊張していた初回で真っすぐが狙ったところにいかないことが分かった」と冷静に振り返り、今後への課題を見据えています
また、1軍経験者の大野選手から「1軍はアドレナリンが出て、球速が上がる」と聞かされ、1軍の舞台への憧れが一層強くなったと語りました
けがからの復帰
富士大時代には最速152キロを記録した右腕の安徳選手ですが、入団時には右肘の異常が見つかり、春季キャンプではC組での調整を余儀なくされましたしかし4月には実戦復帰し、さらなるパワーアップを目指して奮闘を続けています
安徳選手の2軍初登板は苦い結果になりましたが、試合途中での藤田選手からのアドバイスを受けて、徐々に安定を取り戻した点は評価できます。今後の成長に期待を寄せるファンも多いでしょう。
キーワード解説
- ロングリリーフとは?:ロングリリーフは、試合中の途中で先発投手が早々に降板した場合、長いイニングを投げることを担うリリーフ投手を指します。通常のリリーフ投手は短いイニングを抑えることが多いですが、ロングリリーフはチームが必要とする場合に多くのイニングを担当します。
- アドレナリンとは?:アドレナリンは、身体が緊張や興奮状態にあるときに分泌されるホルモンです。これにより心拍数が上がり、筋肉にエネルギーが供給されるため、選手はパフォーマンスを向上させることができます。

