巨人、阿部監督の新戦術で連敗を止める – 日本ハム戦で逆転勝ち

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◇交流戦 巨人2―1日本ハム(2025年6月18日 東京D) 東京ドームで行われた交流戦で、読売ジャイアンツ(以下、巨人)は日本ハムに2−1で逆転勝ちし、連敗を4で止めました

巨人の阿部慎之助監督(46)は、6回に就任以来初めて4番打者に送りバントを指示するなど、攻撃的な采配を見せました

これにより、同点に追いつき、7回には代打から勝利を呼び込む重要な得点を獲得しました

大胆な作戦の実行

試合は0−1で進行していましたが、6回に先頭打者の坂本が四球で出塁すると、阿部監督はすぐに代走の門脇を送ります

「勝負をかけた

どんな1点でも、まず同点にしないと勝てない」との意気込みで積極的に攻撃を仕掛けました

泉口がヒットで続き、一、二塁と進めます

そして、4番打者の吉川には、送りバントのサインが出され、見事に成功

続く増田陸の中犠飛で同点に追いつきました

4番打者の役割

今回の試合で特に注目すべきポイントは、4番打者としての役割が変わったことです

通常、4番打者は打撃の中心となる存在ですが、阿部監督は「自己犠牲」の重要性を強調し、勝利のために送りバントを指示しました

これにより、チーム全体が勝利に向けた意識を持つことができました

試合の鍵を握った代打選手

続く7回では、村上選手が代打として起用され、無死一塁の場面でバントを決めました

これが直後の丸選手の決勝中越え適時二塁打につながり、ゲームを有利に進めるきっかけとなりました

阿部監督は「代打でバントを決めてくれる選手がいるのはありがたい」と、彼の働きを称賛しました

今後の展望と課題
主砲の岡本選手をケガで欠いている状況で、打順の試行錯誤が続いていますが、阿部監督は「連打は難しい」とし、今後もこの戦術を続ける意向を示しました

チームは今回の勝利をきっかけに、厳しい状況を乗り越えられるかが注目されます

今回の試合での巨人の勝利は、阿部監督の新しい采配が功を奏した結果と言えるでしょう。特に、4番打者に送りバントを命じるなど、従来の打順の役割を見直すきっかけとなりました。しかし、まだまだチームには課題が残っており、今後の戦いでどう試合を進めるかが鍵です。
キーワード解説

  • 送りバントとは?: 送りバントは、ランナーを進めるために故意にバントする戦術で、特に得点圏にランナーがいるときに用いられることが多いです。
  • 代打とは?: 代打は、試合中に特定の選手に代わって打席に立つ選手のことで、攻撃の機会を最大限に生かすために起用されます。
  • 犠牲フライとは?: 犠牲フライは、打球が外野に飛んでランナーが得点するために、打者がアウトになることを受け入れるプレイのことを指します。

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