広島、ソフトバンクに逆転勝利も投手陣に不安の影

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◆日本生命セ・パ交流戦 広島8―4ソフトバンク(18日、マツダスタジアム)広島がソフトバンクに逆転勝利を収めたこの試合は、投手陣の不安が浮き彫りになった

6回表、ソフトバンクの3番手投手・尾形崇斗は、満塁のピンチでファビアン選手に特大の逆転満塁本塁打を浴び、チームの連勝が4でストップした

試合後、小久保裕紀監督は「尾形がやられた試合でしょ」と苦しい表情を浮かべた

尾形はこの日、今季最多の15安打を許し、これまでの安定した投球にほころびが見えた

さらに7回には5番手のオスナも打たれ、矢野雅哉選手に2点適時打を許し、点差は4点に広がった

交流戦では先発、救援ともに安定感が光っていたソフトバンクだが、この試合の防御率は1点台だったものの、一気に崩れてしまった

また、打線では17日に左かかとを痛めた近藤健介選手がベンチ外となり、その復帰の見通しも不透明となった

小久保監督は「骨に異常はない

抹消はしないと思う」と説明し、ファンを安心させる一方で、打線が機能しない状況を憂いた

この試合での安打数は7試合ぶりに2桁となったが、試合中盤以降は得点を奪うことができず、反撃の勢いをそがれてしまった

しかし、首位日本ハムなど他の上位チームも敗れたため、順位にはほとんど変動がなかった

交流戦はまだ残り4試合

ソフトバンクは、ラストスパートに向けてこの負けを引きずらないよう努める必要がある

この試合は、ソフトバンクにとって痛い逆転負けとなったが、他の上位チームの敗北もあり、順位には影響がなかった。しかし、投手陣の安定性が欠けているため、次の試合に向けて課題が残る結果になった。打線の機能不全もあり、今後の試合がどのように進展するか注目が集まる。
キーワード解説

  • 満塁本塁打とは?:満塁本塁打は、ベースにランナーが3人いる状態で打たれる本塁打のことを指します。この状況では、打者がホームランを打つことで、自身とランナー3人が得点を上げることになります。
  • 防御率とは?:防御率とは、投手がどれだけ効率よく得点を抑えられているかを示す指標で、通常は9イニングあたりに許した自責点の数から計算されます。数値が低いほど良い投手とされます。
  • 適時打とは?:適時打とは、ランナーがいるときに打ったヒットで、その打撃が得点につながる場合を指します。

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