巨人が今季初の逆転勝ち、送りバントの戦略的成功が光る

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◆日本生命セ・パ交流戦 2025 巨人2―1日本ハム(18日・東京ドーム) 巨人は18日、東京ドームで行われた日本ハムとの交流戦で、2−1のスコアで勝利を収めた

試合中、巨人は特筆すべき戦略を見せた

具体的には、5回からの4イニング連続で送りバントを成功させ、計4度の犠打を記録した

この試合での1試合4犠打以上は、2014年9月10日の阪神戦以来、実に11年ぶりの快挙となる

送りバントとは、バッターが自らの代わりに走者を進めることを目的としたプレーであり、特に走者を進めたい場面では非常に効果的な戦術とされる

巨人の選手たちは、このプレーを巧みに駆使し、6回には同点、7回には逆転の得点に至った

特に注目すべきは、6回の送りバントを決めたのが4番打者の吉川であった点だ

通常、4番打者は長打力を期待されるため、犠打を命じるのは珍しい

しかし、吉川の犠打により得点が生まれ、試合の流れを巨人に引き寄せる結果となった

このようなプレーは過去にも見られ、2015年4月24日のヤクルト戦では坂本が投犠を成功させ、その後のアンダーソンが同点二塁打を放っている

シーズンを通じた月別の犠打数と得点数を分析すると、4月は13犠打で9得点(得点率約69%)、5月は17犠打で6得点(約35%)、そして6月には7犠打で2得点(約29%)となっている

巨人は送りバントから得点を生み出す能力に波がありながらも、この試合では成功の証となった

今回の試合では、巨人が極めて効果的なバント戦略を駆使し、チーム総力戦での逆転勝ちを収めた。普段なら4番打者が犠打を成功させることは珍しいが、まさにチームのために自らの役割を果たすプレーが見られた。これにより、巨人の戦術的な柔軟性と、選手たちの協力の重要性が再確認される結果となった。
キーワード解説

  • 送りバントとは?:バッターがわざとボールを投げられやすい場所に打ち、走者を次の塁へ進めるために行うプレーで、戦術として非常に重要。
  • 犠打とは?:バッターがアウトになる代わりに、走者を進めるために行う打撃で、特にチームの得点を狙う場面で重宝される。

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