この試合では、同点となった7回に丸選手が中越えの適時二塁打を放ち、決勝点を挙げる活躍を見せました
しかし、その好機を生み出したのは、ピンチバンターとして起用された小林誠司捕手(36)でした
試合の中盤、無死一塁の場面で、西舘投手を相手に打席に立った小林選手は、球場内のボルテージを最高潮に引き上げました
小林選手は今季本拠地での初出場であり、ベンチの阿部監督からは「犠打」のサインが出されました
ファウルを打っても意図が明らかになってしまう中、3球目にはしっかりと一塁側に送りバントを決め、成功を収めました
バントが成功した後、小林選手はウィーラー巡回コーチと抱擁し喜びを表現しました
まるで「助演男優賞」を受賞したかのような活躍で、連敗をストップに導いたのです
阿部監督は「代打で犠打だけど、球場も盛り上がってくれてありがたい」と語り、チームの士気向上に感謝を示しました
この日、小林選手は今季通算2打席目での出場でしたが、チーム関係者は「代打の切り札ではないのに、小林が出てくるだけで球場の空気が一変する
彼ほどのムードチェンジャーはいない」と語り、その重要性を強調しました
また、13日のオリックス戦でも高評価を得ており、先発の赤星選手を立ち直らせるきっかけとなりました
交流戦で4勝8敗1分けと苦しい成績が続く中、小林選手は「まだまだ若い選手に負けたくない」と意気込みを見せ、チームに活気を与えました
今回の試合での小林選手の活躍は、ただの勝利を超えたものでした。チームの士気が高まる様子は、ファンにとっても嬉しい光景です。小林選手の存在がチームに与える影響力の大きさを再確認しました。今後の試合でも彼の活躍が期待されます。
キーワード解説
- ピンチバンターとは?
- 犠打とは?
- ムードチェンジャーとは?

