中日が交流戦で逆転勝利、課題も浮き彫りに

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【荒木雅博の目】◇18日 中日6―3オリックス(バンテリン) 中日は逆転勝ちで連敗を3で止め、交流戦の勝率を5割に戻した

この試合では、1点を追う4回に大島洋平選手、岡林勇希選手の連打から4番のジェイソン・ボスラー選手が右中間に打った4号3ランが効き、試合の流れを引き寄せた

5回にはオリックスに1点差に迫られる場面もあったが、村松開人選手と山本泰寛選手の連続適時打により、再び突き放す形となった

勝利に喜びつつも課題を感じた荒木雅博氏

打線が機能しての快勝にもかかわらず、中日スポーツの評論家である荒木雅博氏は「紙面の方でも評論したいくらい」と、思わず口にしてしまうようなプレーがあったと述べている

それは5回の村松選手の適時打の後のプレーだ

1死一、二塁の局面で、山本選手が右中間へ打った打球が弾んだが、一塁走者の村松選手が二塁でストップしてしまった

この判断が攻撃の選択肢を狭めてしまい、追加点を奪うことができなかった

ベンチの意図と選手の判断

荒木氏は、「村松選手は絶対に三塁まで進むべきだった」と指摘

ベンチの意図は、追加点を狙うために様々な策を考えている中、一、二塁と一、三塁では全く異なる展開になると説明した

また、村松選手は3日のソフトバンク戦でも走者の確認を怠り、無得点に終わった経験があるために、それが影響しているのではないかとの見解を示した

選手の意識改革が必要

荒木氏は「勝ったからこそ、目立たない課題を潰していく必要がある

凡打しても走らない選手もいるため、打ったことだけではなく、できること、やるべきことを怠らないことも重要だ」と、選手たちへの厳しいメッセージを残した

今回の試合では中日が勝利したものの、選手たちのプレーには改善の余地があることが浮き彫りになりました。特に村松選手の走塁判断は、試合結果に影響を及ぼす重要な要素です。チーム全体として、より戦略的なプレーが求められる中、今後の成長が期待されます。
キーワード解説

  • 交流戦とは? 交流戦は、日本のプロ野球において、セ・リーグとパ・リーグのチームが対戦する特別なシーズンです。通常のリーグ戦とは異なり、異なるリーグのチームと対戦することができ、ファンに新たな楽しみを提供します。
  • 適時打とは? 適時打は、打者が自チームの走者を得点させるためにヒットを打つことで、得点を奪う打撃のことを指します。この打撃は、試合の勝敗を左右する重要な役割を果たすことが多いです。
  • スクイズとは? スクイズは、試合中にランナーが得点をするために、打者がバントをしてボールを転がす戦術の一つです。成功すれば得点が期待できるため、状況によっては非常に効果的です。

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