この試合では、1点を追う4回に大島洋平選手、岡林勇希選手の連打から4番のジェイソン・ボスラー選手が右中間に打った4号3ランが効き、試合の流れを引き寄せた
5回にはオリックスに1点差に迫られる場面もあったが、村松開人選手と山本泰寛選手の連続適時打により、再び突き放す形となった
勝利に喜びつつも課題を感じた荒木雅博氏
打線が機能しての快勝にもかかわらず、中日スポーツの評論家である荒木雅博氏は「紙面の方でも評論したいくらい」と、思わず口にしてしまうようなプレーがあったと述べているそれは5回の村松選手の適時打の後のプレーだ
1死一、二塁の局面で、山本選手が右中間へ打った打球が弾んだが、一塁走者の村松選手が二塁でストップしてしまった
この判断が攻撃の選択肢を狭めてしまい、追加点を奪うことができなかった
ベンチの意図と選手の判断
荒木氏は、「村松選手は絶対に三塁まで進むべきだった」と指摘ベンチの意図は、追加点を狙うために様々な策を考えている中、一、二塁と一、三塁では全く異なる展開になると説明した
また、村松選手は3日のソフトバンク戦でも走者の確認を怠り、無得点に終わった経験があるために、それが影響しているのではないかとの見解を示した
選手の意識改革が必要
荒木氏は「勝ったからこそ、目立たない課題を潰していく必要がある凡打しても走らない選手もいるため、打ったことだけではなく、できること、やるべきことを怠らないことも重要だ」と、選手たちへの厳しいメッセージを残した
今回の試合では中日が勝利したものの、選手たちのプレーには改善の余地があることが浮き彫りになりました。特に村松選手の走塁判断は、試合結果に影響を及ぼす重要な要素です。チーム全体として、より戦略的なプレーが求められる中、今後の成長が期待されます。
キーワード解説
- 交流戦とは? 交流戦は、日本のプロ野球において、セ・リーグとパ・リーグのチームが対戦する特別なシーズンです。通常のリーグ戦とは異なり、異なるリーグのチームと対戦することができ、ファンに新たな楽しみを提供します。
- 適時打とは? 適時打は、打者が自チームの走者を得点させるためにヒットを打つことで、得点を奪う打撃のことを指します。この打撃は、試合の勝敗を左右する重要な役割を果たすことが多いです。
- スクイズとは? スクイズは、試合中にランナーが得点をするために、打者がバントをしてボールを転がす戦術の一つです。成功すれば得点が期待できるため、状況によっては非常に効果的です。

