巨人は六回に増田陸の犠飛で追いつき、七回には丸の適時二塁打で勝ち越しに成功
先発投手の西舘は7回1失点を記録し、これで自身2連勝を達成した
一方の日本ハムは3連勝がストップした
交流戦で単独最下位に沈んでいた巨人だが、停滞ムードを払拭するかのように初回から力強いピッチングを見せた
西舘は前夜に3本塁打を放った日本ハム打線に対し、7回1失点という素晴らしい成績を収め、「(飛ばし過ぎて)後半きつくても、声援で頑張ることができた」と充実感を語った
西舘は、前日にソロ本塁打を放った1番バッターの水谷から3球三振を奪い、波に乗った
四回まで一人も走者を許さないパーフェクト投球を披露
しかし、レイエスに初安打となる二塁打を許し、続く野村は151キロの速球で遊ゴロに仕留めた
五回に1点を先行されたが、六、七回でも強力なスライダーやカーブを駆使し、最少失点で切り抜けることに成功
制球も良好で、四球は1つにとどまった
昨シーズンは救援投手として開幕一軍入りし、先発としての期待もある中で、オープン戦では結果が出なかった西舘
しかし、久保巡回投手コーチとのフォーム改良が功を奏し、「体を楽に使う」ことを意識することでバランスと精度が向上したと語った
先発投手が勝ち星をつけたのは西舘自身以来1週間ぶりで、この間、ローテーションを担った赤星、井上、戸郷はいずれも4失点以上で敗戦投手になるなど不安定な状況が続いていた
今回の好投を受けて、阿部監督は西舘のローテ入りを明言し、今後の成長に期待を寄せた
阿部監督は西舘について、「先制点は与えてしまったが、七回までしっかりと投げられたのでナイスピッチングだった」と称賛
さらにはバントを絡めた得点力向上が鍵になると述べ、これからの試合に向けた作戦の変更を示唆した
今回の試合では、西舘の投球がチームにとって非常に重要な役割を果たしました。彼のパフォーマンスが巨人の今後の試合にどのように影響するか注目が集まります。特に投手としての成長が見られる点はファンにとっても期待を持たせる要因となるでしょう。
キーワード解説
- 西舘とは?:西舘はプロ野球選手で、投手として巨人に所属。昨シーズンから先発としての役割が求められている。
- 交流戦とは?:交流戦は日本のプロ野球で行われる、各リーグのチームが対戦する特別なリーグ戦。
- パーフェクト投球とは?:投球中に一人も走者を許さないこと。極めて高い投球技術が必要とされる。
- 制球とは?:投手がボールを投げる際、狙った場所に正確に球を投げる能力のこと。制球が良いと試合の展開が有利になる。

