試合は緊迫した展開の中、藤嶋投手が重要な場面でマウンドに上がった
９回表、２死二塁の場面で登板し、打席には代打・マルティネスが立った
実は、彼は一昨年の本拠地での対戦では藤嶋から３ランホームランを打った選手であり、過去のリベンジの場面でもあった
藤嶋はその記憶を振り払うかのように、スプリット（ボールの握り方や投げ方に特徴があり、落ちる球が決め球となることが多い）を駆使して、見事に空振り三振を奪った
その後は、万波選手を申告敬遠（意図的に四球を与えること）して２死一、二塁となったが、ピンチは続いた
重盗によって二・三塁まで進塁を許し、さらに圧力がかかる展開だった
しかし、藤嶋は最後の打者、伏見選手を投直に抑え、見事な切り抜けを見せた
試合後、藤嶋は「良い場面でアリエル（マルティネス）と勝負ができてよかったです
（重盗は）けん制を挟んでも走られてしまったことは反省です」と語り、この重要な局面を振り返った
藤嶋選手が見せたピンチでの粘り強さは、チームにとって非常に重要なものでした。特に、過去の対戦の記憶から立ち向かう姿勢は印象的です。また、重盗に対する反省からも、次に向けた成長が期待できる選手です。これからの活躍が楽しみです。
キーワード解説
- スプリットとは？ スプリットは、ピッチャーが投球時にボールの縫い目を利用して、ボールをしっかり握って放つことで、ボールが急激に落ちる変化球の一つです。
- 申告敬遠とは？ 申告敬遠は、ピッチャーが打者に対してわざと四球を与える戦術で、特定の打者に対するリスクを減らすために使われます。
- 重盗とは？ 重盗は、一度に二人の走者が進塁することで、相手チームの守備に混乱をもたらす試みのことです。
