ソフトバンクの尾形崇斗投手、ファームで課題に挑戦

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◆ウエスタン・リーグ ソフトバンク4―1くふうハヤテ(21日、タマスタ筑後) 福岡ソフトバンクホークスの尾形崇斗投手(26)は、降格後初めてファームのマウンドに立ち、9回から登板しました

尾形投手は、この日1回を投げ、2安打1失点という結果でしたが、「結果は気にしていない

自分がチャレンジすることに集中して投げたので」とコメントしました

ピンチを乗り越える姿勢

尾形投手は先頭打者に対して156キロの速球を投げ三飛に打ち取るも、次の打者には三塁への内野安打を許し、さらに暴投でピンチを招きました

その後、西武から移籍した鈴木将平選手に右前適時打を浴びました

しかし、尾形投手は次の打者をスライダーで空振り三振に仕留め、ピンチを脱出しました

改良したスライダーが鍵

尾形投手は、「昨季より20センチくらい曲がっていなかった」と自身の改良したスライダーについて述べました

試合を通じて「うまくいった球、いっていない球があったので、次にチャレンジしていく」と語り、今後の課題に対する前向きな姿勢を見せました

1軍での振る舞い

今季は1軍で22試合に登板しており、成績は0勝1敗3ホールド、防御率5.30と振るわないものの、尾形投手自身は「遅かれ早かれ、このシーズンを戦っていく上で自分に足りないものが見えてくると思っていた」と淡々とした様子で振り返りました

2軍での成長を目指す
尾形投手は、「今日(取り組む課題)はこれだと仮定して挑戦していくことが大切

その一つ(スライダー)を試すことができた」と話し、2軍での時間を有意義に活かし、再び大舞台に戻ることを目指しています

尾形投手の挑戦は、ただの数字ではない。結果以上に試行錯誤を繰り返す姿勢が、今後の成長に繋がることを期待させる。今後もこのような粘り強い挑戦が続くことを願います。
キーワード解説

  • 降格とは?:プロ野球において選手が一軍から二軍に降格されること。
  • ファームとは?:プロ野球チームが所有する二軍のこと。選手の育成や調整を行う場。
  • スライダーとは?:投手が投げる球種の一つで、ボールが横に曲がるように回転をかける。

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