中日、交流戦で敗北続き 日本ハムの若きスター・清宮の活躍が光る

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【川又米利の目】◇21日 日本生命セ・パ交流戦 中日2―3日本ハム(バンテリンドームナゴヤ)◆中日・井上監督、負傷した高橋周平に心配の声 中日ドラゴンズは、日本ハムファイターズとの交流戦において2-3で敗れ、これで3連敗、さらに3カード連続での負け越しとなった

この試合で中日はチャンスを活かせず、交流戦の成績は7勝10敗と、4年連続での負け越しが確定した

中日OBで本紙評論家の川又米利さん(64)は、「後輩にやられてしまったね」と複雑な表情を浮かべた

特筆すべきは、日本ハムの清宮幸太郎選手が攻守ともに際立ったプレーを見せたことだ

7回の攻撃では、先発の高橋宏選手が3番の清宮に154キロのストレートを打たれ、5号ソロホームランを許してしまった

この一発は、試合の流れを一変させる追加点となり、高橋選手は膝をついてガックリと肩を落とした

「宏斗(高橋)にとってはエッ?という感じだったと思う

失投ではないが、そこを打たれた」という川又さんの言葉は、清宮の意地を示す言葉でもあった

清宮は1回のチャンスでは三振しているものの、その後の打席で見事にインコースの厳しい球を捉え、価値あるホームランを放った

守備での清宮の活躍も見逃せない

9回、1点リードという緊迫した場面で無死一塁から暴投が続き無死二塁となった中日

打者の石伊は送りバントを試みたが、清宮は俊敏にボールを捕らえ、三塁へ送球し山本選手をタッチアウトにした

川又さんは「バント処理が速くても、送球がそれたらセーフになっていた」と語り、清宮の守備力を讃えた

また、試合の中盤では中日の山本選手の代走を考えなかったベンチに疑問を呈する声もあった

川又さんは、「代走の選手を送っておけば、バントの成功率が高められたかもしれない」と述べ、戦術面での反省を促した

中日ドラゴンズが日本ハムファイターズ相手に連敗を重ねている中、若きスター・清宮選手が際立った存在感を示しました。特に彼の打撃と守備は、試合の流れを変える要素となり、中日には痛手となりました。川又氏の分析が示すように、戦術的な判断の見直しが必要かもしれません。
キーワード解説

  • 交流戦とは?プロ野球のセ・リーグとパ・リーグの各チームが対戦するリーグ戦のこと。
  • ホームランとは?野球でバッターがボールを打ち、そのまま外野のフェンスを越えて得る得点のこと。
  • タッチアウトとは?野球において、走者が塁に到達する前にフィールダーがその走者にボールを持って触れることでアウトにすること。

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