元阪神・狩野恵輔氏、メジャー帰りの城島加入で状況一変
元阪神タイガースの捕手で現在は野球評論家として活動している狩野恵輔氏が、メジャーリーグから復帰した捕手城島健司の加入によって、自身のキャリアに大きな影響を受けたことについて語った狩野氏は、2000年のドラフトで阪神に入団し、10年間のプロ野球生活を送り、その中で捕手から外野手に転向するなど多くの変化を経験してきた
特に、2010年には、前年にレギュラー捕手として127試合に出場したものの、城島の加入により出場機会が減少
この入団によって、狩野氏の立場は厳しくなったが、「球団がジョーさんを獲りにいったのは当然」と理解を示した
彼は、自身の現状を冷静に受け止めつつ、城島の実力を高く評価していた
「イップス」という投球障害に悩まされていた狩野氏は、メジャーから帰国した城島が阪神に加入することによって、キャッチャーとしての役割が脅かされることとなった
「それはしょうがないなと思いました」と語り、城島が持つバッティング力、守備力の評価は高い
「3割を打てるバッター」や「肩も強い」など、彼の実力を認めた上で、城島が阪神に加入することには異議を唱えなかった
また、狩野氏は城島との交流に感謝の意を表し、非常に良い人柄であったと述べた
「ジョーさんが逆に嫌な人だったらよかった」と冗談を交えながら、彼から学ぶことが多かったと振り返る
「周りに言われたことはなかった」としつつ、実際には城島と良好な関係を築いていたことを明らかにした
狩野恵輔氏の話から、プロ野球選手としての厳しい現実が浮き彫りになっています。城島健司選手のような実力者が加入することで、競争が激化することは避けられません。狩野氏が述べたように、自分のポジションを奪われることは何よりも辛いことですが、城島選手の能力を認め、共存を選んだ姿勢からは、プロの心構えを学ばされます。
キーワード解説
- イップスとは?: これは、選手が自分の持っている能力を発揮できなくなる精神的な障害で、多くの場合は投手が特に経験することが多いです。狩野氏もこの症状に苦しんでいました。
- バッターとは?: 野球の試合において、ピッチャーが投げたボールを打つ役割の選手のことを指します。打撃力が非常に重要で、チームの得点に直結します。

