彼が立教大学で過ごした4年間を振り返ると、父との特別な関係が芽生えました
大学時代、一茂は数々の試合で父の観戦を受け、自身のプレースタイルを磨いていきました
父のアドバイスを受け継ぐ
長嶋一茂選手は、立教大学での試合に際して、父の長嶋茂雄氏から頻繁にアドバイスを受けていました「あのボールなんで見逃した?」といった具体的な指摘は、一茂の成長を支えました
学生野球では、試合が土日で行われ、彼は寮生として帰宅することもあったが、父はそれほど多くの時間をかけて一茂の試合を観戦し、その感想を伝えました
実力派の若手選手としての成長
立教大学で主将を務めた一茂は、大学通算11本塁打を記録し、ソウル五輪の日本代表にも選ばれるまでになりました大学通算打率は.225と確実性に欠ける部分もありましたが、アジア選手権では特大のホームランを放ち、その実力を証明しました
父の影響は大きかったものの、一茂自身も立派な選手であったことがこの瞬間に示されたのです
憧れの選手、落合博満との関係
一茂が憧れていた選手、落合博満氏は、3度の三冠王に輝く実績を持つ選手です一茂は、自室に落合の打撃フォームの写真を貼り、彼のプレーに心を惹かれました
落合の実力を尊敬しながら、自らも成長を目指し続けました
プロ入り後には、落合の自主トレ先に訪ねるなど、師弟関係を築くことを目指し、多くの刺激を受ける機会を得ました
長嶋一茂選手は、父・長嶋茂雄氏の影響を受けて成長した選手です。父のサポートを受けながら大学で実績を重ね、憧れの選手・落合博満氏との関係も深めていきました。彼の努力と父の教えが、今の彼を形作ったと言えるでしょう。
キーワード解説
- ドラフト:プロ野球選手を指名するための制度。若手選手がチームに加入する一環で、毎年行われる。
- ベストナイン:各ポジションにおいて、その年最も優れた選手に贈られる称号。多くのファンやチームからの評価を証明するもの。
- 三冠王:シーズン中に打率・本塁打・打点の3つ全てでリーグトップとなる選手のこと。この称号を得ることは非常に難しい。

