ソフトバンク津森、阪神・中野への危険球で退場-先輩後輩の絆が浮き彫りに

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◆日本生命セ・パ交流戦 阪神―ソフトバンク(22日、甲子園) 試合の中で、ソフトバンクの津森宥紀投手(27)が阪神の中野拓夢内野手(28)に対して危険球を投じ、退場となる一幕があった

津森は試合後、「拓さんが大学の先輩だったので、気持ちが高ぶって力が入ってしまった」と語った

試合は6回1死の場面で、津森が中野に向けて投じた3球目が右側の後頭部に直撃した

中野選手は一瞬の衝撃によりうずくまったものの、自力で立ち上がり、ベンチに戻った

しかし、チームは彼に代走を送る決断を下した

津森と中野は、共に東北福祉大学の元チームメートで、先輩後輩の関係にある

試合後、津森はSNSを通じて「すみませんでした」と謝罪し、中野からは「大丈夫

真っ向勝負だから仕方ない」と返事が届いた

友好的な関係がSNSを介して見える形となった

津森は2試合連続での良いパフォーマンスを続けた後、約1か月半ぶりに1軍に復帰したばかりだった

この降板は本人にとって悔しいものとなったが、「あまり引きづらないように、次の試合でしっかり投げます」と前向きな心持ちを示した

今回の出来事は、野球の中での緊張感や選手間の人間関係の深さを感じさせるものであった。津森の申し訳なさと中野の理解が互いの関係をより強固にする要因となっているようだ。また、危険球というルールの存在も改めて考えさせられる出来事だ。
キーワード解説

  • 危険球とは?野球において、投手がバッターに危害を加える可能性のある球を投じた場合、主審がその選手を退場させることを指します。
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