広島・中村奨成、逆転適時二塁打で勝利を呼び込む
<日本生命セ・パ交流戦:広島5-2楽天>◇22日◇マツダスタジアムで行われた一戦で、広島の中村奨成外野手(26)が、試合の流れを一変させる逆転適時二塁打を放った2点ビハインドからの大逆転
試合は4回裏、広島が2点ビハインドの状況で進んでいた無死満塁のチャンスが2死満塁に変わり、西武から移籍した投手・森との対戦が迫っていた
中村は初球のツーシームを狙い、思い切り振り抜いた
その打球はライナーで左翼フェンスに直撃し、走者を一掃する逆転打となった
三塁ベース上では、喜びを表現するように何度も右拳を突き上げた
自己最多の成績を更新中
中村は今季、ほとんどすべての打撃成績で自己最多を更新しており、出場機会が限られている中でも存在感を示しているその理由について、彼は「準備は常にしていた」とコメント
特に、全体練習や早出以外でもバットを振るトレーニングを続け、感覚を磨いてきた
先輩としての責任感
中村がこの試合で逆転打を放つ中で、同じ広陵高校出身の後輩・宗山に対しても気を使っている様子がうかがえた彼は、「ムネの前で打てなかったら、年末に会った時にどう言おうかと思っていたが、打てて良かった」と振り返り、さらに「スーパールーキーの彼に負けないように頑張ります」と自分のポジション争いを意識していた
チームの勝利と新井監督の評価
新井監督は、中村の殊勲の一打を「嫌な空気、重い空気を一気に変えてくれた」と評価広島はこの勝利により、交流戦をセ・リーグ最高の勝率5割で終え、リーグ順位も4位から2位タイへと浮上した
記事掲載日: 2025年06月22日中村奨成選手の逆転打は、チームにとって非常に重要な瞬間を作り上げました。限られた出場機会の中でも自分の準備を怠らず、選手としての成長を感じさせる一打でした。このように選手一人一人の活躍が、チーム全体にも良い影響を与えることを改めて証明しました。
キーワード解説
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