特筆すべきは、巨人の内野手・坂本勇人選手(36)がこの試合で2安打を放ち、通算670度目のマルチ安打を達成したことです
この記録は、川上哲治(巨人)の歴代9位の記録に1本差まで迫っており、さらに交流戦通算335安打も栗山巧(西武)が持つ同最多記録にあと2本となっています
坂本選手のゲームプレイ
坂本選手は、初回無死一塁の場面で146キロの直球を捉え、左前へ運ぶライナーを放ちましたこの安打は、彼の交流戦通算334安打目となり、歴代単独2位へと上昇する重要な一打でした
続いて3回の打席では外角直球を右前へ運び、通算335安打を達成しました
また、7回には四球を選び、好機を拡大するなど、全体的に内容のある打席を見せました
守備面での貢献
守備でも存在感を発揮し、8回には三遊間への強烈なゴロを横っ飛びで好捕する見事なプレーを見せましたこれに対し、巨人の古城内野守備走塁コーチは坂本選手の技術だけでなく、その執念を称賛しました
プレーを通じたつながり
17日の日本ハム戦では、左腕投手の宮西選手と対戦坂本選手は大学生だった彼との過去を振り返り、しみじみとした感情を表現しました
宮西選手も「勇人は、あのときからすごい選手になると思ってたから、見る目あったでしょ!」と語り、両者の長いキャリアの絆が感じられました
今後の展望
交流戦最終戦となる24日のロッテ戦では、さらにマルチ安打を狙い、川上選手の記録に並ぶことに期待が寄せられます坂本選手自身も、「あと1試合とりあえず勝って、最後1つ勝ってリーグ戦を再開したい」と意欲を見せました
コーチの分析
専門家の金村義明氏は坂本選手の調子が上がってきていると述べ、彼がこれからも好成績を維持するだろうと期待を寄せました彼のスイングや体の感覚が合ってきたことが、今後の打撃成績にも好影響を持つことでしょう
坂本選手が再びマルチ安打を記録し、通算記録に迫っている様子は非常に素晴らしい。彼の打撃がチームに与える影響は大きく、来る試合に向けて期待がかかる。しかしながら、チーム全体が完封負けを喫する姿は改善の余地がある。
キーワード解説
- マルチ安打とは?:一つの試合で選手が二本以上の安打を打つことを指します。バッティングの好調を示す指標の一つです。
- 交流戦とは?:日本のプロ野球で、セ・リーグとパ・リーグのチームが対戦する特別な試合のことです。通常のリーグ戦とは異なるルールや日程で行われます。
- 完封負けとは?:試合中に得点を1点も挙げることができずに負けることを指し、特に相手チームに対して全く得点できなかった場合を意味します。

