ソフトバンク、6年ぶりに交流戦制覇し投手陣の活躍が光る

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 福岡ソフトバンクホークスが22日、甲子園で開催された阪神タイガースとの交流戦最終戦において、3-1で勝利を収め、6年ぶりに交流戦を制覇した

この結果、ソフトバンクは12勝5敗1分けの成績を残し、2019年以来となる12球団最多9回目の優勝を達成した

 この試合では、交流戦において唯一勝ち星を挙げていなかった松本晴が先発し、5回1失点(自責0)という素晴らしい投球を見せ、今季2勝目を記録した

攻撃面では、4回にダウンズが重要な2点を挙げ、その後8回に4番の中村が適時打を放ち、勝利を決定づけた

守備陣は救援陣が追加点を許さない安定したプレーを披露した

 この勝利により、セリーグ首位の阪神に対してカード勝ち越しを果たし、パリーグ首位である日本ハムとのゲーム差も3に縮まった

小久保裕紀監督は「目標はレギュラーシーズンの優勝」を掲げ、主力選手の山川には再調整を指示し、左かかとを痛めた近藤の起用を見送ったが、主力不在でも選手層の厚さを背景に戦い続けた

 チーム内からは、「先発陣の頑張り」が交流戦優勝の原動力としてしばしば称賛される

5月の防御率は先発陣が2.77、救援陣が1.42だったが、6月は先発が1.94、救援が3.02と逆転する結果となった

先発陣はお互いに持ちつ持たれつの関係で、長いイニングを投げることで勝ち星を積み重ねた

 交流戦の全18試合で、先発投手が7イニング以上を投げた試合は11回もあり、復調する有原やモイネロ、大関の存在感が際立った

特に先発陣の快投を引き出した捕手陣も注目される

昨オフに主戦捕手の甲斐が巨人にFA移籍した影響は大きいが、海野、谷川原、渡辺、嶺井の捕手たちが一丸となりチームを支えてきた

 小久保監督の「投手中心の守り勝つ野球」という方針において、優れた捕手の存在は不可欠である

リーグ戦が残り75試合となる中、交流戦で得た自信が、今後の戦いに好影響を与えそうだ

ソフトバンクが交流戦制覇を果たした背景には、選手層の厚さと投手陣の安定感がありました。特に、松本晴投手の好投や先発陣が長いイニングを投げることで、救援陣への負担が軽減されたことが重要です。また、今後のリーグ戦に向けて捕手陣が得た自信も大きな意味を持つでしょう。
キーワード解説

  • 交流戦とは?:日本のプロ野球におけるセ・リーグとパ・リーグのチームが対戦する特別なシリーズです。
  • 防御率とは?:投手の成績を示す指標で、投げたイニングに対する被得点の平均を表します。
  • FA移籍とは?:フリーエージェント(FA)の選手が他チームに移籍することを指し、選手が自由に契約先を選べる制度です。

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