特にファーム（2軍）での実績が求められるが、結果を残しても一軍からの声がかかるのは難しいことが多い
今回は、今季ファームで顕著な成績を収めた横浜DeNAベイスターズの選手、ハンセル・マルセリーノについて紹介する
ハンセル・マルセリーノ選手のプロフィール
・投打：右投右打・身長／体重：191cm／82kg・生年月日：2002年6月16日・経歴：ヘネーロペレス高 - 米マイナー今年で来日4年目を迎えたマルセリーノ選手は、遂に念願の支配下契約を獲得し、一軍デビューを果たしたしかし、デビュー戦は彼にとって予想外の苦い結果となった
マルセリーノ選手は2019年にセントルイス・カージナルスと契約し、傘下ルーキー級でプレーした
その後、2021年に横浜DeNAベイスターズと育成契約を結び、最初はBCリーグの神奈川フューチャードリームスに派遣された
昨年は二軍での登板が9試合にとどまり、防御率4.32という結果であったが、奪三振数はイニング数を上回るなどポテンシャルの高さを見せた
今季は二軍でのパフォーマンスを向上させ、5月15日には支配下登録を獲得
その後、25試合に登板し、3勝2敗7セーブ、防御率1.78と好成績を収めた
特に最速156キロのストレートとスライダーを駆使し、奪三振率15.28という驚異的な数字を記録している
ついに彼の一軍登板が実現したのは6月20日のロッテ戦
しかし、その試合では1死後にネフタリ・ソト選手に頭部死球を与え、危険球退場となってしまう痛恨の幕開けとなった
外国人枠の制約もあり、次回登板には結果が求められることだろう
ハンセル・マルセリーノ選手の一軍デビュー戦は、多くの期待が寄せられる中で残念な結果となりましたが、彼の投球で示したポテンシャルは高く評価されています。次回の登板に向け、さらなる成長が期待されます。
キーワード解説
- ファームとは？選手が一軍に昇格するための、成績を残すことが求められる2軍のことを指します。
- 支配下契約とは？育成契約から一軍でのプレーが許可される契約形態です。
- 奪三振とは？ピッチャーがバッターを三振に打ち取ることで、チームにとって有利な状況を生み出します。
