韓国の守護神コ・ウソク、タイガースとマイナー契約を締結

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 マーリンズ傘下3Aジャクソンビルを自由契約となった韓国人右腕の高祐錫(コ・ウソク)投手(26)が、デトロイト・タイガースとマイナー契約を結んだと24日、韓国メディアが報じた

韓国メディア「スポーツ春秋」によると、コ・ウソクは新たなチームを見つけ、アメリカでの挑戦を続ける意向を示している

 コ・ウソクは今春のキャンプ中に右手人差し指を骨折し、開幕に遅れを取ったが、マイナーリーグでの段階を経て3Aまで昇格を果たした

3Aでの成績は、5試合に登板し、計5回2/3を投げて1失点、防御率1.59という優れた数字を残したが、昇格から1カ月も経たないうちにリリースされ、自由契約に至った

 韓国プロ野球では2022年に42セーブを挙げ“韓国最強守護神”として知られ、通算139セーブを達成したコ・ウソクは、2023年オフにポスティングシステムを利用し、LGから2年総額450万ドル(約6億4000万円)でサンディエゴ・パドレスに加入するも、オープン戦でのパフォーマンス不振からマイナーリーグでの開幕を迎えることとなった

パドレス傘下の2Aからマーリンズにトレードされた後も、メジャー昇格を目指して登板を続けていた

 タイガースは現在アメリカンリーグ中地区で首位を独走中であるが、昨季28セーブを記録したジェイソン・フォーリー選手が右肩手術を受け、今季は全休が決定した

コ・ウソクの加入は、ブルペンの補強が急務の中で大きな意味を持つ可能性がある

さらに、ヒンチ監督は柔軟な投手起用を行っており、コ・ウソクにとって大きなチャンスが広がるかもしれない

コ・ウソク選手のタイガース入りは、彼にとって新たな挑戦の始まりと言えるでしょう。特に、タイガースが投手陣の強化を目指している中、彼の力が求められています。監督の柔軟な起用法がコ・ウソク選手にチャンスを与えることが期待されます。
キーワード解説

  • ポスティングシステムとは?:選手が他のリーグ、特にMLB(メジャーリーグ)のチームに移籍するために使用される制度。選手が契約しているチームが、他のチームにその選手を「ポスティング」することで、新しいチームが選手を獲得する権利を得る。
  • DFAとは?:選手がメジャーリーグチームから外されるプロセスで、40人枠から外されることを指す。リリースとは異なり、他のチームがその選手を獲得する可能性が残る。
  • ブルペンとは?:試合で先発投手が降板した後に登板する投手たちが待機するエリアを指す。また、そこにいる投手たちのことを総称して「ブルペン」と呼ぶ。一般的には中継ぎや抑えの投手が入る。

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