これは、25日に甲子園で行われた一軍全体練習の際に発表されたもので、シートノックや打撃練習を観察した後の記者会見での発言です
交流戦が終了した27日からレギュラーシーズンが再開する中で、選手の守備位置の変更について問われた藤川監督は、「全く考えてないです」とはっきりと述べました
交流戦直前には、選手のポジションが変更されており、例えば開幕から三塁を守っていた佐藤輝明内野手(26)が右翼に、そして右翼にいた森下翔太外野手(24)が左翼に回っていました
このような選手の配置換えが注目されていたものの、藤川監督は「選手はたくさんいるので、迷わせない方針が必要」とし、右翼・佐藤輝と左翼・森下という布陣を維持する意向を強調しました
その一方で、中継ぎ陣には若手選手の再昇格がありました
高卒3年目の左腕、門別と湯浅が27日のヤクルト戦からチームに加わることが明らかにされました
門別は開幕ローテ入りを果たしていましたが、4日に行われた日本ハム戦で4回4失点と不調に見舞われ、それが原因で翌日には二軍降格となっていました
しかし、ファームでの調整を経て再チャンスを与えられることになり、藤川監督は「全てが勉強です
故障者が多い中で健康な選手にチャンスが回ります
彼らの能力を信じています」と期待を寄せました
阪神タイガースの藤川監督が主力選手のポジションチェンジを行わない決定は、チームの安定を図る戦略として注目されます。昨今のプロ野球では柔軟な選手配置が求められる中、指揮官の強い意志がどのように成績に影響するのか、ファンとしても興味深い点です。また、若手選手の起用についても監督の期待がかかる中、彼らがどれだけ成長していけるかも見逃せません。
キーワード解説
- 藤川球児とは?阪神タイガースの現監督であり、元プロ野球選手。特に抑え投手として活躍した。
- ポジションチェンジとは?選手が守る位置を変更すること。チーム戦略や選手の調子に応じて行われる。
- 交流戦とは?日本のプロ野球における、セリーグとパリーグのチームが対戦する試合。通常、レギュラーシーズンの間で行われる特別なシリーズ。
- 中継ぎ陣とは?試合中に先発投手に替わって登板する投手のグループ。主に試合の途中でチームを救う役割を担う。
- リリーフとは?試合で先発投手が降板した後に登板し、ゲームを締めくくる投手のこと。通常、試合の終盤で出番が多い。

