上林誠知、中日ドラゴンズの攻撃と守備の要として輝く

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攻撃と守備で輝く上林誠知、復活の兆し

中日ドラゴンズは交流戦を終え、現在31勝36敗でリーグ5位に位置しています

上位との差は僅かで、特に1位の阪神には6.5ゲーム差であり、リーグ優勝の可能性も十分に残されています

この状況を支えている一因が、上林誠知外野手の活躍です

彼はチームに加入してから2年目を迎え、今季は68試合に出場し、打率は.266、9本塁打、25打点という素晴らしい成績を収めています

特に守備力の向上が評価されており、彼の守備指標「UZR」(Ultimate Zone Rating)は「4.6」となっており、セ・リーグの規定イニングを守った外野手の中では阪神の近本光司に次ぐ2位です

この「UZR」は外野手の守備における貢献度を示す指標で、数値が高いほど守備範囲や守備機会において優秀であることを意味します

また、彼の守備範囲を示す「RngR」も高く、左右の外野でそれぞれ左翼が1.7、右翼が5.3という数値が記録されています

特に右翼での5.3は規定イニング到達者中でリーグトップの数字です

打撃でも、彼はチームトップの9本塁打と25打点をマークしており、OPS(出塁率と長打率を足した指標)もチーム内で上位の数字を記録しています

上林の復活を称賛するファンからは「打撃が大谷化している」「進化している」との声が上がるなど、その成長が注目を集めています

彼は2013年にソフトバンクにドラフト4位で入団し、2018年には全試合出場し22本塁打を放ちましたが、その後は故障に悩まされ、2023年オフにソフトバンクから戦力外通告を受け、中日へ移籍しました

現在は開幕からの不動の打線の中心となり、オールスターゲームのファン投票でも外野手部門で3位に入るなど、多くのファンの期待を寄せています

今後、27日に再開されるリーグ戦で上林がどのような活躍を見せるのか、29歳の復活の軌跡から目が離せません

上林誠知選手の活躍は、多くのファンにとって特に喜ばしいものです。彼が攻撃と守備の両方でチームを引っ張る姿は、シーズンの中盤において非常に心強く感じられます。復活を遂げた彼が、今後の試合でも更なる成長を見せてくれることを期待しています。
キーワード解説

  • UZRとは?外野手の守備を評価する指標で、高い数値は守備範囲の広さや守備貢献度が高いことを示す。
  • OPSとは?出塁率と長打率を足したもので、攻撃力を総合的に示す指標です。高い数値ほど多くの得点につながる可能性がある。

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