6月に入って打撃が上向き、彼の持ち味である遊撃守備には一層の危機感を持っています
新井貴浩監督(48)は、打順について「今は1番から6番までは決まっている」と語っており、さらなる活躍が求められています
練習に励む矢野選手
梅雨明けを思わせる強い日差しの下で、矢野選手はバットを振り込み、内野で打球を追いかける姿を見せました彼は「なんか居心地が良い」と語り、暑さをものともせずに長袖のアンダーシャツを着て練習に励みました
打撃の好調と課題
5月は月間打率が.155と苦しい時期を過ごした矢野選手ですが、交流戦に入ってからは打撃が上昇気配を見せています6月には月間打率.276を記録し、自己分析によれば「状態が上がってきたから、(相手投手に)1ストライクをあげられる」とのことです
ストライクを取りやすくなったことで、持ち味の粘りを発揮できているようです
守備には不安が残る
しかし、守備面では課題が残っています交流戦最終戦の22日、楽天戦では2失策を記録しました
矢野選手自身は「二つとも捕らないといけない打球だった」と反省を述べる一方で、守備の改善に向けて練習を重ねています
「守備で迷惑をかけている」との思いから、練習終了間際まで遊撃のノックを受ける姿勢を見せています
競争が激化する遊撃手ポジション
新井監督は、現在1番から6番の打順が決まっていることを明言していますが、直近で7、8番に入っている矢野選手は競争が激化していることを感じています彼は「自分がしっかり守れて、バッティングも数字を残せていたら、他の人がショートを守ることはないと思う」と語り、定位置を獲得するための努力を続けています
勝負の夏を迎える矢野選手
プロ2年目の矢野選手は、背番号4と共に勝負の夏を迎えます自らのプレー向上に注力し、チームのために欠かせない存在へと成長することが期待されています
今回の矢野選手の発言からは、彼の遊撃手としての意識の高さとチーム内の競争の厳しさが伝わってきます。打撃が上向きである一方、守備には不安を抱えていることは、選手としての成長過程の一部です。強い決意を持って夏に臨む姿勢は、ファンからの期待感も高めています。
キーワード解説
- 遊撃手とは?プロ野球におけるポジションの一つで、内野の中央を守る選手のことを指します。守備範囲が広く、素早い反応が求められます。
- 交流戦とは?プロ野球において、異なるリーグのチーム同士が対戦する特別な試合のことです。普段のリーグ戦とは異なる戦略が求められます。
- 月間打率とは?選手の一ヶ月間の打撃成績を示す指標で、安打数を打席数で割った数値です。打撃状態を知るための重要な数値です。

