彼は、ヤクルト二軍の戸田球場で黙々と走り込み、以前よりも体のサイズが大きくなり、顔つきも変わったことにより、近くにいたファンからも認識されにくかった
しかし、そんな彼の頑張りは試合でも証明されている
伊藤はプロ初安打を4月20日の巨人戦で記録し、次の打席でサヨナラタイムリーを放っとり、チームメートと共にお立ち台に立つ喜びも味わった
6月5日にはプロ初本塁打を打ち、ロッテとの対戦では3試合連続で打点を挙げるなど、攻撃面での存在感を見せている
課題と成長の道のり
伊藤は昨年、368打席に立ち、打率は.221に終わったそれでも、三振をチーム最多タイの96回記録したことを振り返り、「振れる時と振れない時の波が激しく、体力のなさを実感した」と語っている
昨年の守備の印象が強かったが、今季では36試合に出場し、打率は変わらないものの、3本塁打と12打点、長打率.412、得点圏打率.357という好成績をマークしている
自身の活躍について「ファームのコーチも、今の成績に驚いていると思います」と伊藤は控えめに述べたが、彼の口元には自信が感じられる
ファンからも期待が寄せられる中、自身の成長を見せることができるか、今後の試合が注目される
ヤクルトの伊藤琉偉選手の成長は明らかであり、今年の成績からもその努力が伺えます。特に、打撃面での急成長はファンやチームにとっても嬉しい驚きです。彼が今後、さらなる飛躍を遂げることに期待が寄せられています。
キーワード解説
- プロ初安打とは?プロ野球において選手が最初に成功したヒットのことを指します。
- サヨナラタイムリーとは?試合が終盤で、同点またはリードしている状況でのヒットで、試合を決定づける得点を与えるものです。
- 打点とは?得点をもたらした打撃のことを示し、選手の攻撃力を評価する際に重要な指標とされます。

