これは2006年と2015年と並んで過去最低の順位となり、ファンからの期待を裏切る結果となった
最終戦となった6月24日のロッテ戦では、逆転負けを喫し、交流戦前に抱えていた貯金4をすべて使い果たし、借金1の状態でリーグ戦の再開を迎えることとなった
特に、打撃陣が苦しんでおり、交流戦全体の打率は.227でリーグ11位という結果に終わった
この影響を特に受けているのが4番打者・岡本 和真選手(智弁学園)である
彼は5月上旬に左肘靭帯損傷のため戦線離脱し、その後チームに代わりを果たす選手が定着していない
岡本選手の離脱後、主にトレイ・キャベッジ外野手が4番を担い、交流戦の途中からは丸 佳浩外野手(千葉経大付)が、さらに吉川 尚輝内野手(中京学院大)が4番を務めることになったが、打線のつながりが欠如している
24日のロッテ戦においても、2点ビハインドの9回に一死満塁のチャンスを作るも、吉川選手が併殺打に打ち取られるなど、苦戦は続いた
チームとしては泉口 友汰内野手(大阪桐蔭―青山学院大―NTT西日本)や増田 陸内野手(明秀日立)など、今季の新たな戦力が成長を見せているが、低調が続いていた坂本 勇人内野手(光星学院)が最終戦で今季一号を含む3安打を記録し、丸選手も4試合連続安打を達成するなど、ベテランの奮起が期待されている
4番不在の問題を解消し、チーム全体の状態を取り戻すことが急務である
リーグ戦は6月28日から再開されるが、果たして監督の阿部 慎之介氏は誰を4番に起用するのか、その起用法に注目が集まっている
今回の交流戦での巨人の11位という結果は、岡本選手の離脱が大きく影響したと考えられます。チームとしては若手選手やベテラン選手の奮起が望まれますが、打線のつながりが課題となっている様子が伺えます。再開されるリーグ戦でどのように打破していくのか、監督の手腕が試される場面が多くなるでしょう。
キーワード解説
- 交流戦とは?:プロ野球において、異なるリーグのチーム同士が戦う特別な期間を指します。この期間は普段対戦しないチーム同士の対戦が見られるため、多くのファンにとって楽しみなイベントです。
- 靭帯損傷とは?:関節周辺の靭帯が損傷した状態を指し、選手によってはプレーを続けられないこともあります。特に投手や内野手にとって、腕や肘の靭帯損傷は大きな痛手になります。
- 打率とは?:選手やチームの打撃成績を示す指標で、ヒット数を打数で割ったものです。この数字が高いほど、打撃が好調であることを意味します。

