「毎日がすごく充実している」一軍に定着した田中晴也
新潟県長岡市出身の田中晴也選手は、2022年のドラフトで千葉ロッテマリーンズに3位指名され、プロ野球の世界に飛び込みました今季で3年目を迎えた田中選手は、ZOZOマリンスタジアムで「より高いレベルでやるので、すごく成長も感じる
その分、課題も多いが、毎日刺激がたくさんあって充実している」と語り、自身の成長を実感しています
昨年のプロ2年目には、初めて一軍のマウンドに立ち、4試合に登板しました
「投げるたびに自分の課題が明確になった
経験しながら成長できたシーズンだった」と振り返り、今年は既に8試合に先発し、3勝を挙げています
チーム状況は厳しいものの、同期の高野脩汰選手と共にチームの貴重な勝ち星を稼いでいます
とはいえ、登板機会が増えるにつれ、同じ対戦相手に再び挑むことが増え、新たな課題にも直面しているといいます
「相手はデータを持っているので投球を抑えれば対策され、逆に打たれた時は再びその形で挑まれる
技術だけでなく、柔軟に対応する力が必要だと感じている」と自らの成長に向き合っています
甲子園に2年連続出場も初戦で涙
田中選手の成長の原動力には、高校時代の悔しさが影響しています日本文理高校では、エースとして甲子園に2年連続で出場しましたが、初戦で悔しい敗退を経験しました
特に2年生の夏に福井県代表・敦賀気比に敗れ、「個人としても悔しい
この気持ちを晴らす場所は甲子園しかない」と語ったことが印象的です
翌年の甲子園でも再び挑戦しましたが、再度アクシデントに見舞われ、思うような結果を出すことができませんでした
田中選手は「全国レベルの高さを痛感した
その経験から、より高いレベルで野球がしたいとプロ入りを決断した」と当時を振り返ります
その覚悟は周囲にも伝わり、2歳年上の中森俊介選手は「彼の真面目さは目に見える
自分も刺激を受ける」と語ります
また、1歳年下の木村優人選手も「一言でいうと、真面目な人だ」と田中選手を表現しています
田中晴也選手の成長の軌跡には、高校時代の悔しさが深く根付いています。彼が語る「充実感」や「毎日が楽しい」という言葉からは、自身の成長に対する真摯な姿勢が伝わってきます。プロ野球という厳しい世界で彼がどのようにさらなる高みを目指していくのか、今後が非常に楽しみです。
キーワード解説
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