特に、岩崎伊織投手の強力な投球を引き出す為の戦略が効果を上げた
甲斐のリードが生んだ勝利
甲斐選手は、右打者に対してはシュート、左打者にはフォークを用いて巧妙に攻めたシュートは内角を攻めるための球種で、左打者のフォークは落ちる球で打たせないために重要な役割を果たす
これによって、ＤｅＮＡ打線はその意識に囚われ、カットボール系の球が浮いていても捉えることができなかった
特に初回、二死二塁の場面で４番の牧選手を投飛に打ち取ったシュートは、相手に強い影響を与えた
このことが後の投球においても、カットボールが甘くなっても打ち損じを生む要因となったようだ
プレッシャーに強い甲斐の配球
７回の場面では、１死一二塁というプレッシャーのかかる状況で、甲斐選手は相手の梶原選手を三振に打ち取ったこの局面での配球は特に秀逸で、初球はボール気味のフォークでファウルを取り、続く球は厳しい内角への真っすぐで空振りを誘った
最後は高めの釣り球で三振を奪った
こうした柔軟な戦術が、奮い立たせる要因となった
重要な二盗阻止
また、８回には重要な一塁からの二盗を阻止したシーンもあり、ここで得たアウトは試合を通じて非常に大きな意味を持った大勢のアクシデントで不穏な空気が漂う中で、この守備が試合の流れを引き締めた
「甲斐による勝利」とも言えるこの試合は、彼にとってリーグ再開初戦での素晴らしいリスタートとなった
これからのシーズンに向けて、他の試合でも同様の活躍が期待される
今試合では、甲斐選手のリードが非常に重要な役割を果たしました。特にプレッシャーのかかる局面でも冷静に対応する姿勢は、選手全体に大きな信頼感をもたらしました。このように、捕手の役割は投手にとって精神的な支えだけでなく、ゲームの流れをつかむためにも非常に重要であることが再確認されました。
キーワード解説
- シュートとは？シュートは、ボールが打者の方へ進む過程で内側に曲がる軌道を持つ球種です。これにより、右打者は内側に入りにくくなります。
- フォークとは？フォークは、ボールが落ちる前によく見えるため打者には打ちづらい球種です。打者はスイングをしようとしても、ボールが落ちて手元を通り過ぎることが多いです。
