阪神は試合中、3点リードを維持できず、同点に追いつかれると、九回に高寺望夢内野手（22）の適時失策が決定打となりました
藤川球児監督（44）は試合後、選手たちに「顔を上げて」と励ましの言葉を贈り、次の試合への意気込みを見せました
試合は序盤から阪神が主導権を握り、4回に森下の三塁内野安打をきっかけに先制点を奪いました
さらにヘルナンデスが追加点を挙げ、阪神は流れを掴んだかに見えました
しかし、試合は思わぬ展開に
九回、先頭の高寺選手が死球で出塁し、勝ち越しのチャンスを掴みましたが、続く代打の糸原と近本が抑え込まれました
ヤクルトがリクエストを要求する場面もありましたが、判定は変わらず、場面は九回の守備に移ります
3番手の及川選手が登板してからのことでした
内野安打を許した後、続くバッターの犠打を素早く処理するものの、続く内山選手の打球を高寺選手が処理しきれず、エラーを犯してしまいました
このミスがそのまま試合を決定づける結果なりました
高寺選手は「申し訳ない気持ちしかないです」と、悔しさを表にしながらも、次に向けて練習の重要性を語りました
4回から試合を一時リードしていた阪神でしたが、その後“魔の七回”に村上選手に2本のホームランを浴び、試合の流れはヤクルトに傾いてしまいました
阪神はこの試合で今季5度目のサヨナラ負けを喫し、貯金は7に減少
セ・リーグの首位は維持しているものの、2位の巨人との差は3.5ゲームのままです
藤川監督は試合後、「また、あした、しっかり日々新たにゲームをやっていく」と、チームのリスタートを切ることを強調しました
今回の阪神の試合は、リーグ再開初戦という重要な試合でしたが、最後の九回に守備での失策が響いてしまいました。高寺選手のエラーは特に痛手で、試合の結果を左右したと言えます。しかし、藤川監督は選手を責めず、前向きな言葉を掛けたことでチームの士気を保とうとしました。今後の試合に向けて、気持ちを切り替えられるか、注目です。
キーワード解説
- サヨナラ負けとは？：試合が同点の場合、最後の攻撃で勝ち越しの得点を挙げて、そのまま試合が終了することを指します。
- 適時失策とは？：守備側が本来のプレーを遂行できず、その結果得点が入ることを指します。
- リクエストとは？：審判の判定に対して、監督が再確認を求める仕組みで、ビデオ映像を基にした判断が行われます。
