特に、試合の最後を締めたのは、守護神として知られるマルティネスで、彼の圧巻の投球に観客も魅了された
マルティネス、セ・リーグ記録に王手
4―0の9回、1死一、二塁というセーブシチュエーションで阿部慎之助監督(46)は、船迫に代わってマルティネスを投入助っ人右腕は、梶原と桑原を見事に空振り三振に抑え、試合を締めくくった
監督は「見ての通り大きい存在だと思います」と彼のパフォーマンスを絶賛した
開幕からの試合で30試合連続無失点という驚異的な成績を残し、16年の中日・田島の31試合のセ・リーグ記録に王手をかけている
甲斐の盗塁阻止が試合を決定づけた
1―0の8回、大勢投手は1死から佐野に四球を与えた後、左脚をつりかけて降板そこで急遽バルドナードがマウンドに上がることになったが、甲斐の素晴らしい送球が甲斐のビッグプレーとなり、代走の三森をアウトにした
このプレーに対して阿部監督は「これが大きいプレーだった
絶対走ってくるだろうってところで、あれで勝ったようなものですよね」と激賞した
交流戦明けの巻き返し期
交流戦を終えた巨人は、借金1の状況リーグ戦再開初戦に挑む前、選手たちに「まだまだゲーム差もそんなにあるわけじゃないし、とにかくしがみついていくぞ」と熱く呼びかけ、チームの結束を強めた
今後の対戦には期待が高まる
守備の重要性
この日は、山崎とケイの両投手による0―0の投手戦が繰り広げられた6回には、サードからの完璧な中継プレーで佐野をアウトにし、試合の流れを引き寄せた
こうした堅守が先制点につながり、最終的に勝利を手にした
次の試合に向けて
今回の勝利で巨人は勝率5割に復帰し、首位の阪神との差を3・5ゲームに縮めた岡本が不在の中でも、逆襲のテーマを掲げ、「しがみつく」という意志で試合に臨む覚悟を見せている
今回の試合では、巨人の守備力の高さが際立ち、勝利の要因となったことが明確でした。特に、マルティネスの圧巻の投球と甲斐のビッグプレーは、チーム全体が一丸となって勝利を取りに行く姿勢を見せています。今後の試合でも、この調子を維持できるかが鍵となるでしょう。
キーワード解説
- セーブシチュエーションとは?試合の終了間際に出場し、相手チームの得点を防げば勝利を手にする状況を指します。
- 盗塁阻止とは?相手の走者が塁を盗もうとした際に、捕手が迅速かつ正確に送球してアウトにすることです。
- 防御率とは?投手がどれだけ失点を防いでいるかを示す指標で、数が低いほど成績が良いことを意味します。

