これにより、チームの勝率は再び5割に戻り、順位も3位タイとなった
試合の鍵を握ったのは先発投手の森下暢仁(もりしたまひと)選手の不調で、彼は5回を投げて3失点(自責2)という結果に終わった
試合の振り返り
この日、広島打線は初回から得点を重ね、2対1と逆転に成功したものの、森下投手は直後の3回に二死から許した連打に加え、四球や守備の乱れが影響し、再逆転を許してしまった新井貴浩監督(48歳)は、「調子良くなかったね
見ていても」と森下投手の状態を振り返った
戦力補強の検討
シーズンが折り返し地点にさしかかる中、新井監督は夏場以降の戦力の上積みを目指し、ファーム(二軍)の選手たちの映像を入念にチェックしている「これから夏にかけてファームから、ラッキーボーイ的な存在が出てきてくれないかな」(新井監督)との意気込みを示しており、今後一軍での登用が期待される選手の選定に力を入れている
選手登録の現状
7月末には選手獲得の期限が迫っており、現在の支配下登録選手は68人70人が上限のため、残り2人が新たに加えられる見込みだ
このうち1人は新外国人投手の獲得に充てられる予定
ただ、「育てながら勝つ」という使命も果たすべく、戦力の再構築が求められる
まとめ
新井監督にとって、選手の選定は今後の勝敗を左右する重要な要素となる自身の目利きが試される中、どのようにチームを再構築するかがカープの後半戦の鍵となるだろう
広島の逆転負けは、チームの戦力に疑問を呈する結果となった。新井監督はファームからの選手を注視しているが、彼の見極めが重要な局面を迎えている。選手の育成と勝利を同時に目指す新井監督にとって、次の一手が問われる。
キーワード解説
- 新井貴浩監督とは?:広島東洋カープの監督であり、選手としても活躍した経験を持つ。
- ファームとは?:プロ野球チームの二軍や育成選手などがプレーするリーグやチームのこと。
- 支配下登録選手とは?:チームが正式に契約している選手のこと。
- ラッキーボーイとは?:特に重要な局面で活躍し、勝利をもたらす選手を指す表現。

