広島・小園海斗、逆転三塁打でチームを勝利に導く

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広島・小園海斗、逆転の三塁打でチームを勝利に導く

 「中日1-2広島」(28日、バンテリンドーム)で、広島の内野手・小園海斗選手(25)が重要な場面で見事な打撃を見せ、チームを逆転勝利に導いた

試合は6回、1点を追う状況で2死一、三塁の好機を迎えた小園は、右越えの2点適時三塁打を放ち、得点圏打率419を誇るその勝負強さを証明した

この勝利により、広島はリーグ戦再開後の初戦で貯金を1とし、単独2位に上昇した

 小園選手の打撃は、集中力を持った迷いのないスイングが印象的であった

彼が放った打球は右翼フェンス手前で弾み、鯉党と呼ばれるファンからの大歓声の中で一気に三塁に達した

スライディングから立ち上がった彼は、三塁側ベンチに向かって手をたたき、喜びを表現した

小園選手は「無(の境地)でいった

焦らず、自分のスイングをしようと思っていた」とコメントし、その結果に満足する姿を見せた

 この値千金の一打は、2度目の対戦を迎えた涌井投手との初球のカットボールを見事に捉え、成功裏に2者を生還させた

小園選手は「振ろうとは思っていなかった」としつつ、「たまたま

反応じゃないですか」とも語り、12試合ぶりの打点に喜びをあらわにした

「狙ってあそこに打てたらずっと打てる」と、自信を見せる彼の姿にも期待が集まる

 試合後、この日も2安打を放った小園選手は、得点圏打率をリーグトップの419に上昇させた

重圧のかかる場面でも活躍する彼の秘訣について「なぜか打てる

自分でも分からない」と言いながら、再び背番号5に期待が寄せられる

 交流戦終了後には「秘密特訓」と称した特訓を実施

バットを握らずに野球から離れる時間を作り、家族と大分での温泉旅行を楽しんだことで、心身ともにリフレッシュした

リーグ戦再開後の試合でも2試合連続でマルチ安打を記録し、その特訓の成果を見せつけている

 バンテリンドームでは昨シーズンから16試合連続で3得点以下となり、接戦が続いている中で小園選手の存在はチームにとって心強いものとなっている

これから迎える夏場の厳しい戦いでも、彼が「ここぞの小園」としてチームを引っ張ることが期待されている

 小園選手の勝負強さが際立った試合で、特に逆転三塁打は見事でした。プレッシャーのある中で、集中力を持って実力を発揮する姿は、本当に頼もしいです。普段からのトレーニングや心の整理が、こうした大事な瞬間に生きることがよくわかる試合でした。これからのシーズンも楽しみです。
キーワード解説

  • 得点圏打率とは? 得点圏打率は、選手が得点が入る可能性のある状況での打撃成績を表した指標で、勝負強さを示すために重要です。
  • クランチ能力とは? クランチ能力は、プレッシャーのかかる場面での打撃力を示し、重要な試合でのパフォーマンスの良さを意味します。

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