石塚は、イースタン・リーグ開幕前の3月9日に左手有鉤（ゆうこう）骨を骨折するアクシデントに見舞われたが、5月20日に2軍で実戦復帰を果たした
復帰後、彼は25試合に出場し、打率3割1分3厘を記録している
将来の正遊撃手としての期待が高まる中、石塚は自らの思いを語った
骨折からの復帰とリハビリ
石塚選手は、開幕前の怪我により不安を感じていたが、周囲のサポートに感謝しながらリハビリを乗り越えたリハビリ中は、ベテラン選手たちと時間を共にし、技術や戦略を学ぶ機会を得た
特に坂本選手、長野選手、丸選手との交流は、彼の成長に大きく寄与した
試合観戦と目標設定
復帰後、石塚は5月7日に阪神戦を観戦し、1軍の雰囲気を鮮烈に体感した「森下選手の打撃に感心した
僕も勝負強い打者になりたい」と、彼は新たな目標を掲げた
ドラフト指名時に立てた目標を土台に、「3割30本」に加え、「100打点」という新たな目標も心に刻んだ
プロ野球選手としての習慣の確立
リハビリ中に見たベテランたちの姿勢を参考にし、石塚は朝のウェートトレーニングを取り入れるようになったまた、長野選手からのアドバイスを受けて、新たに重いバットを使い始め、これが好調に繋がっている
石塚は「このバットなら、若いうちにしかできないことに挑戦できる」と述べた
今後の展望と意気込み
石塚は体力強化の必要性を痛感しながらも、チーム内での役割や責任を自覚している1軍での出場を目指し、「元気という部分は意識していきたい」と、意気込みを示した
彼は、巨人の中軸を担う選手へと成長を遂げるべく、日々努力を続けている
選手プロフィール
- 石塚 裕惺（いしづか・ゆうせい）
- 2006年4月6日生まれ、千葉・八千代市出身
右投右打
身長182cm、体重84kg
高校ではレギュラーとして活躍し、U18アジア選手権では日本代表の4番を担った
重要データ
| 日付 | 出来事 |
|---|---|
| 3月9日 | 左手有鉤骨骨折 |
| 5月7日 | 阪神戦を観戦 |
| 5月20日 | 実戦復帰、イースタン・楽天戦で公式戦デビュー |
| 6月11日 | 公式戦初適時打を記録 |
| 6月25日 | 公式戦初の猛打賞を達成 |
キーワード解説
- ドラフト1位とは？ドラフト1位は、プロ野球選手を選ぶ際に最も注目される選手で、チームがまず最初に指名する権利を持つ選手のことを指します。
- イースタン・リーグとは？イースタン・リーグは、プロ野球の日本における2軍リーグの一つで、主に関東地区のチームが参加しています。
- 復帰とは？復帰とは、けがや病気から回復した後に再び試合や活動を行うことを意味します。
- 打率とは？打率は、野球選手の打撃成績を表す指標で、打数に対する安打の割合を示します。
- 打点とは？打点とは、打撃によってチームが得点した回数を記録するもので、選手の打撃力を示す重要な指標です。
