中日、広島戦での惜敗から得る教訓と次への期待

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【中日・井上一樹監督語録】◇6月29日 中日1―2広島(バンテリンドームナゴヤ)

試合の振り返り

この日はプロ初先発の佐藤柳投手が奮闘したものの、打線の支援には恵まれなかった

中日は6回までで散発の2安打という状況で、打撃陣は思うような点数を取れず、対広島戦での厳しい展開を強いられた

選手のパフォーマンス

井上監督は「ほんろうされた感があるかな」と語り、相手投手に圧倒された印象を持ったようだ

特に、敵投手が持つ球に対する「奥行きや抜いた球」で面食らったとも述べている

この「奥行き」とは、投球の角度や位置の微妙さを表す言葉であり、打者が球の来る位置を予測しにくくする要因となる

攻撃の流れ

試合の中で攻撃の狙いについても言及

「打撃コーチと選手間での狙いが統一されていないと、なかなか点数も取れない」とし、狙い球を絞ることが大切であると強調した

さらに、8回に訪れたチャンスでは「大盛の好プレー」で守備を崩すことができなかったと悔やんでいる

投手陣の出来
先発投手の松葉は6イニングで2失点の好投を見せた

監督は「マツはそれなりに抑えてくれる」と評価しつつも、打線の援護がなければ勝利に結びつかないことを認識している

また、最後まで信頼を寄せるために代走の選択肢についても言及した

次戦への期待

井上監督は、今季初の4カード連続負け越しとなったことに対し「常にカードを勝ち越したい」と意気込みを語った

来週にはDeNAとの3連戦が控えており、高橋宏投手や金丸投手に期待を寄せている

中日の井上監督が語るように、今試合では多くの反省点が見られた。しかし、打撃陣の統一感が欠けていたことや、守備の効果が重要であったことを痛感した試合となった。次戦に向けた期待と課題も浮き彫りとなった。
キーワード解説

  • 佐藤柳とは?プロ野球選手で中日ドラゴンズに所属する投手。初めての先発登板を果たした選手。
  • 奥行きとは?野球における投球の角度や球の位置によって打者が期待する球とは異なる位置に来ることを指す。
  • 敬遠とは?相手の強打者を積極的に打たせないために、わざと四球を与える戦術のこと。

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