今回の試合では、プロ初登板で初先発となったドラフト2位ルーキー・佐藤柳之介投手(22)が6回を投げて2安打無失点の好投を見せ、見事に初勝利を手にした
一方で、打線の中心となったのが、来日初の4番で先発出場したサンドロ・ファビアン外野手(27)だ
ファビアンは、4回に相手先発投手の松葉から先制の10号ソロを放ち、続いて6回には左前適時打を記録し、チーム全打点を叩き出した
新井貴浩監督(48)も期待を寄せる新助っ人は「どの打順でも、自分のパフォーマンスを最大限に出すことを心掛けている」と語った
ファビアンは、2015年にジャイアンツのマイナーリーグからキャリアをスタートし、1Aから3Aにかけて多くの監督の下でプレーしてきた
その中でも新井監督は、働きがいがある素晴らしい指揮官の一人としてファビアンの記憶に残る存在である
今月中旬、北海道遠征中に行われた日本ハムとの交流戦では、新井監督からの特別なおもてなしを受けた
デーゲーム終了後、ファビアンと他の外国人選手たちは新井監督に誘われ、札幌の歓楽街ススキノで名物ジンギスカンを振る舞われた
日々の感謝を伝える中で、新井監督自らがトングを握り肉を焼くという粋な計らいもあり、ファビアンにとって特別な体験となった
彼は他の選手がメジャーで長くプレーしている中、自身はシーズン中のディナーを初めて体験したため、特に感慨深いものとなった
現在、ファビアンは打率3割1分7厘を誇り、首位打者としてチームを引っ張っている
モチベーションも高まり、新井監督からの指示には果敢に応えていく姿勢を見せている
広島カープの新助っ人ファビアン選手が、試合での活躍だけでなく、チーム内での良好な人間関係を築くことでも注目されています。特に、新井監督とのコミュニケーションや、おもてなしのエピソードはチームの士気を高め、良いのパフォーマンスを生む要因となるでしょう。このような選手の存在が若手選手にも好影響を与えて、チーム全体の成長を促すことが期待されます。
キーワード解説
- 初先発とは?プロの選手が初めて公式戦で試合に出ることを指します。この初登板は選手にとって特別な意味があります。
- 適時打とは?ある特定の状況で、得点を上げるために打たれるヒットのことです。得点が必要なタイミングで重要な役割を果たします。
- 打率とは?バッターがヒットを打つ割合を示す数値で、打数に対するヒット数の比率を表します。高い打率は良い打撃成績の証です。
- 首位打者とは?シーズン中に最も打率が高い選手に与えられる称号です。これはバッターの技術と安定性を示す重要な指標です。

