県立の相模原高が甲子園常連校である横浜高を破り、注目を集めた
相模原の主将、石毛大地外野手はそのときの体験を振り返り、今もなお野球を続ける理由や思い出を語った
感動の瞬間
2019年7月25日、横浜スタジアムで行われた試合相模原高は8-6でリードし、9回の守りを迎えていた
横浜の最後の打者が遊飛に倒れた瞬間、石毛選手は空気が震えるのを感じた
「歓声というか、地響きがしているんじゃないかというくらい音がすごくて」と、当時の感動を思い出す
この試合では、選手たちは個々のポテンシャルが高くなかった中で、強い結束力を示した
特に佐相眞澄監督から「お前たちの代は弱すぎる」と叱咤されてきた選手たちは、一丸となって練習に励んできた
チームの団結力
大会前には特別なミーティングが行われ、メンバー外の選手たちが感情を込めてチームへの思いを語ったこれが選手たちに「やらなければならない」という気持ちを芽生えさせ、より強い団結力を生むことになった
横浜との接戦
相模原高は、強豪校が多く集まる抽選からスタートし、初戦から逆転勝利を収めたしかし、準々決勝では横浜高との対戦が待ち受けていた
試合は苦しい展開となり、5回終わった時点で相模原は0-5で劣勢だった
だが、選手たちに焦りは見られなかった
監督の「お前たちは侍だ」という言葉が選手たちに勇気を与え、逆転の流れを引き寄せる役割を果たした
実際、相模原ナインはその後の攻撃で猛反撃を見せ、試合を振り出しに戻す
工夫ある練習法
相模原高の選手たちは限られた環境で創意工夫を大切にし、練習を重ねてきた例えば、普通の校庭でのフリー打撃が難しいため、工夫して4台のゲージを用いて打撃練習を行った
これにより、選手たちは芯でボールをとらえる打撃技術を磨くことができた
相模原高が横浜高を破った試合の裏に、選手たちの結束力や監督の徹底した指導があったことが印象的です。簡単に勝てない相手に対して、逆境を乗り越える力がチームにあったことが重要な要因となりました。このような経験が、選手たちの今後の成長にもつながることでしょう。
キーワード解説
- 下剋上とは？ 下剋上とは、一般的に弱者が強者を倒すことを指します。特にスポーツ界では、自分たちよりも実力や地位が上の相手に勝つことを指して使われます。
- 結束力とは？ 結束力とは、チームや集団が一つにまとまり、協力し合う力を指します。スポーツにおいては、選手同士の信頼やコミュニケーションが重要な要素となります。
- 監督の叱咤とは？ 監督の叱咤とは、選手に対して厳しく指導し、引き締めることを指します。このようなコメントは、選手たちの向上心や達成感を高めるために必要です。
