巨人の小林誠司選手、完璧な配球でDeNA打線を封じる

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◇プロ野球セ・リーグ 巨人 1-0 DeNA(29日、東京ドーム)通算3021試合出場のプロ野球記録を持つキャッチャーの谷繁元信さんが、巨人の小林誠司選手がDeNA打線を無失点に封じた配球について詳細に分析しました

この試合では、巨人が1-0でDeNAを下し、小林選手の素晴らしいリードが勝利の要因となりました

この日の地上波放送は「キャッチャースペシャル」と題され、谷繁さんに加え、元巨人捕手の村田真一さんや鶴岡慎也さんの三人が解説者として参加しました

放送中、巨人の一軍に所属する4人のキャッチャーそれぞれのリードのスタイルが紹介され、實松一成バッテリーコーチがそれを「○○型」とカテゴライズしました

小林選手は「感性型」、甲斐拓也選手は「データ型」、大城卓三選手は「包容型」、岸田行倫選手は「投手優先型」とされています

谷繁さんは「すべての捕手が完璧な能力を持っていれば最高だが、状況に応じて様々なスタイルを使い分けられるキャッチャーがさらに成長できる」とアドバイスを送りました

この中で特に注目すべきは、6回表に赤星優志投手が佐野恵太選手から見逃し三振を奪った場面です

谷繁さんは、「2球目、佐野選手が変化球を待っていたのを小林選手が察知し、直球での勝負に出た」と、その配球の巧妙さについて高く評価しました

更に、谷繁さんは「データ型のキャッチャーであれば、もう一度変化球を選択するかもしれないが、見逃しが起こるリスクが高い」とその理由についても解説しています

今回の試合では、巨人の小林誠司選手の配球が光りました。キャッチャーは試合の流れを変える重要な存在であり、そのスタイルや方針によって打者への対応が大きく異なってきます。特に小林選手のように感性でリードを決定するキャッチャーは、時に再現性のない決断を下すこともあります。しかし、その瞬発力が試合を決めるカギとなることもあるため、今後の活躍が楽しみです。
キーワード解説

  • キャッチャーとは?:野球における捕手のことで、バッテリーの一員としてピッチャーと連携し、打者に対して配球を決定する重要な役割を持つ。
  • リードとは?:キャッチャーがどのように配球を選び、ピッチャーと連携するかを指し、試合の流れを大きく左右する要素。
  • データ型キャッチャーとは?:データ分析を重視し、過去の試合データなどを基に配球を選定するスタイルのキャッチャー。
  • 感性型キャッチャーとは?:直感や選手の状態を重視し、瞬時の判断で配球を決定するキャッチャーのスタイル。

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