栗山英樹、自然からの教訓を語る—倒木から見える大切なこと

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侍ジャパン前監督で、日本ハムの栗山英樹チーフ・ベースボール・オフィサー(CBO)が自身の連載「自然からのたより」で、身近な自然からの学びについて言及した

皆が気づかない森の変化や、そこから得た気づきを通じて、内面の重要さを訴えかけた

驚きの倒木と防風林の役割

春が訪れ、ログハウスのすぐ近くに防風林として植えられた樹齢約60年の木が倒れた

この木は自然の一部として長期間存続してきたが、強風や病気の影響で倒れたと考えられる

森林組合の説明によると、防風林の木はその性質上、自然に生えた木に比べて生命力が弱いが、それでも倒れる理由がある

倒木を確認したところ、中には腐っている部分があり、見えていないものが問題であることを暗示していた

自然のサインと「サルノコシカケ」

森の中に見られる「サルノコシカケ」というキノコは、自然界において重要な役割を果たしている

これは樹木に寄生し、腐った木を分解することによって土に還す力を持つ

栗山氏は、このように元気そうに見えるものでも、内側に問題が潜んでいることを指摘し、現実に目を向ける大切さを説いた

見えるものだけでなく見えないものにも気を配る

栗山氏は「沐猴(もっこう)にして冠す」という言葉に触れ、見かけに惑わされずに中身を重視することの重要性を語った

例え外見が良くても、その内面に問題を抱えている場合がある

特にリーダーとしての立場である監督や社長は、自分本位でなく、他者からのサインを見逃さずに判断する必要がある

現代社会へのメッセージ
栗山氏は、今の時代において様々なことが起こっている中、外面的な情報に対する注意が必要であると強調した

倒木という自然の教えを通じて、我々もまた見えないサインに敏感になるべきであることを示唆した

栗山氏の連載からは、自然の中にある教訓が見えます。森の倒木やキノコから得られる知恵は、私たちが生活する上での大切な教訓につながることを示しています。特にリーダーは、内面を重視し、周囲のサインに敏感になる必要があります。
キーワード解説

  • CBOとは?:CBO(チーフ・ベースボール・オフィサー)は、野球チームの運営や選手育成に関する戦略を担うトップの役職です。
  • サルノコシカケとは?:サルノコシカケは、森の中で見られるキノコの一種で、木を腐敗させることもありますが、腐った木を分解し土に戻す役割も持つ重要な存在です。
  • 沐猴にして冠すとは?:「沐猴にして冠す」というのは見かけが立派でも、中身が伴わないことを示す言葉です。見た目だけでなく、内面を理解することが重要だという教訓です。
  • 防風林とは?:防風林は、風の強い地域に植えられる木々で、風を防ぐ役割があります。これにより、周囲の環境を守る効果があります。

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