開幕から先発ローテーションを維持し、6月30日までに11試合に登板して4勝3敗、防御率1.49という優秀な数字を記録している
デイリースポーツの評論家である中田良弘氏（66）は、デュプランティエが成功を収めている理由について詳しく分析した
デュプランティエの投球スタイル
デュプランティエの投球で特筆すべき点は、その奪三振の多さと投球フォームにある一般的にプロの投手は真上からボールを投げ下ろすが、デュプランティエは腕の位置が少し下がっており、これが右打者への内角にシュート回転を与える要因となっている
このフォームにより、ストライクを獲得できる機会が増え、彼の投球スタイルが際立っている
日本の環境への適応
デュプランティエは、メジャーリーグでは通算19試合で1勝しか挙げていないが、日本の野球環境においては成功を収めている日本のコースはメジャーリーグよりも広いとされ、内角のストライクゾーンを有効活用することで、外角へのスライダーがより威力を持つ
このように、横の幅を巧みに使った投球が彼の結果につながっている
マウンドとボールの適応
外国人選手が日本に来る際に重要視されるのが、マウンドやボールへの適応であるデュプランティエも異なる環境で投げる苦労をしっかりと乗り越え、日本のボールやマウンドの硬さ、気候に適合している
このような適応力が、彼の好成績の背景にあると考えられる
情熱とハングリー精神
さらに、デュプランティエの気持ちの部分も特筆すべきだ彼は「日本で成功してやろう」という強い思いを抱いており、ハングリー精神が見受けられる
ヒーローインタビューを通しても、日本に馴染もうと努力している姿勢が強く伝わってくる
これからのさらなる活躍が期待される選手である
デュプランティエ投手の素晴らしい成績は、彼の投球スタイルや日本の野球環境への適応力が大きな要因であることがわかります。また、成功に対する意欲や熱意も重要で、今後の活躍に期待が寄せられます。
キーワード解説
- 奪三振とは？：投手が打者を三振に仕留めることを指し、投手の能力を表す重要な指標の一つです。
- スライダーとは？：ボールが横に曲がる変化球の一種で、打者にとっては打ちづらい球種とされています。
- マウンドとは？：野球場における投手が立つ場所で、投球の安定性やパフォーマンスに大きな影響を与えます。
- 気候とは？：地域の天候や温度、湿度などの特性を指し、これも選手のプレーに影響を及ぼす要素です。
