日本のプロ野球、千葉ロッテマリーンズに所属するドラフト1位ルーキーの西川史礁外野手は、2軍に合流した際に受けたこの言葉を胸に、新たな挑戦を始めた
オープン戦で好成績を収め、開幕スタメンにも名を連ねた彼だが、シーズンイン後は思うようなパフォーマンスを発揮できず、悩む日々が続いた
再調整のために2軍での練習を重ねる中、サブローヘッドコーチ（当時2軍監督）の指導のもと、基本に立ち返ったスイングの見直しに着手した
西川は「まずはしっかりとバットを振ってスイングを磨き上げる」というシンプルながらも響く言葉に励まされ、室内練習場でトスバッティングやティー打撃の反復練習を開始
その中で感覚をつかみつつ、サブローヘッドコーチとは密にコミュニケーションを取りながら課題に取り組んだ
サブローコーチは、多くの若手選手にボールをトスしてきた実績があり、選手のスイングを間近で観察することで、即座に適切なアドバイスを提供できるという強みを持つ
サブローヘッドコーチは、西川のスイングの速さとインパクトを強く評価し、「彼は即座にメッセージを受け取るセンスがある」と述べた
その結果、打撃スタイルに変化を加える提案がなされ、「ボールを引きつけて打つ」アプローチが取り入れられた
これは、通常よりもボールを身体に近づけて打つため、より高い確実性を持ったヒットを狙うためのものだ
シーズン中には2度の2軍落ちを経験するも、6月には月間打率を4割以上に伸ばし、6月28日のホークス戦では4試合連続で打点を記録するなどの成績を残した
これにより、徐々に1軍での実力を証明しつつあり、打率も1割3分2厘から2割3分6厘へと上昇している
西川は「やってきたことを続けている
まだまだ足りないが、良い方向に進んでいる」と自信を取り戻しつつある
サブローヘッドコーチは、チーム内での同世代の競争を活かし、今後は西川とチームメイトの山本大斗に期待を寄せている
「二人でチームを引っ張ってほしい」と話す姿からは、若手選手への愛情と希望が感じられる
背番号「6」を背負う彼が、再び輝きを放つ瞬間が期待されている
西川選手が直面した苦難と、それに対する努力が印象的です。サブローヘッドコーチの指導法が、選手の成長にどのように寄与しているかがよくわかります。若手選手が自分のスタイルを確立する過程は容易ではありませんが、成功を収めるためには地道な努力が必要です。西川選手の今後の活躍が楽しみです。
キーワード解説
- ドラフト1位とは？
- スイングとは？
- ティー打撃とは？
