ヤクルト山田哲人、広島戦で逆転弾を放ち自力優勝の危機を回避

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<広島2-2ヤクルト>◇1日◇マツダスタジアム 東京ヤクルトスワローズの山田哲人内野手(32)が、広島戦での精彩を添えた

スタメンは「5番二塁」として出場し、1回表の2死一塁の場面で俊足と技術をいかんなく発揮

この時、広島の先発投手・床田の高めの直球を完璧に捉え、打球は逆方向の右越えへと伸びていった

結果として、右翼手の末包がグラブを弾く適時二塁打となり、早くもチームに貴重な追加点をもたらした

「逆方向でしたが、しっかり押し込むことができました

追加点が取れて良かったです」と山田は試合後に安堵の表情を見せた

オスナがチーム19イニングぶりに先制点を挙げた直後で、勢いに乗る形で応じた

山田は、5月28日中日戦以来久々にクリーンアップでのスタメン出場となった

これまで不本意な結果が続いていたため、下位打線や代打としての出場が多かった

交流戦後には試合のない期間があったが、その間に体のケアを行いつつ、練習中に意識を高める努力をした

映像を確認しながら自身の課題を見つけようと模索していた

さらに、村上、塩見、長岡に加え、サンタナもチームを離脱するなど、最下位に沈むヤクルトには逆風が吹いていた

しかし、そんな中でも「5番起用」に応えた山田は、一際光る存在感を見せた

マツダスタジアムはこの年、ヤクルトにとって鬼門で、試合前の時点で23年から3勝23敗2分の成績だった

この試合は延長12回まで続き、結果は2-2の引き分けに終わった

ヤクルトは負ければ自力優勝の可能性が消滅する、という大きなピンチを回避した

ヤクルトの試合運びは、ピンチを迎えることが多い中でも山田哲人選手が存在感を示しました。逆境の中での活躍は、チームの士気を高める要因となりそうです。引き分けましたが、次の試合に向けても大きな自信につながるでしょう。
キーワード解説

  • 適時二塁打とは?打者が安打を放ち、得点圏にいる走者をホームに返す打撃のことを言います。
  • クリーンアップとは?野球で打順の4番から6番までを指し、主に長打力や打点を期待される打者が並びます。
  • 交流戦とは?日本プロ野球で、セ・リーグとパ・リーグが対戦する特別なリーグ戦のことを指します。

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