ソフトバンク渡邉陸、延長戦でみせたサヨナラ打の裏側

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◆ウエスタン・リーグ ソフトバンク3―2阪神=延長10回タイブレーク(1日、タマスタ筑後) 福岡ソフトバンクホークスの渡邉陸捕手(24)が、阪神タイガースとの試合で延長10回のタイブレークの末に、鮮やかなサヨナラ打を放った

サヨナラ打とは、試合中に自チームがビハインドの状態で、得点を挙げて逆転し、勝利を決定づける打撃のことを指す

この日の試合では、「7番捕手」としてフル出場した渡邉選手は、1点ビハインドの状況で迎えた10回表、一、二塁のチャンスで廣瀬隆太の右前打に続く打席で、阪神の投手岡留英貴から外角のボールを中前へ打ち返し、無死満塁の状況を作り出した

続く打席で打ち取られるチャンスもあったが、渡邉は冷静に対応し、2者をホームに迎え入れる殊勲の一打を放ち、試合を締めくくった

試合は平常時のままでは決まらず、9回を経て延長戦に突入した

10回からマウンドには育成3年目の左腕、宮﨑颯投手(25)が登場した

宮﨑は先頭打者の井上広大から空振り三振を奪うなど、まずは良いスタートを切った

だが、その後、満塁のピンチを迎え、押し出し死球を許し勝ち越しを許す結果となった

宮﨑は大きなプレッシャーを感じていた様子で、チームメートからの応援が強く感じられたという

「気合で打った」と語る渡邉は、周囲の期待に応えようと強い気持ちで臨んでいた

この試合は渡邉にとって、苦しい時期を経て得た価値ある一歩となった

今季は1軍でわずか24試合の出場に留まり、打率は2割2分2厘と厳しい状況が続いていた

彼は6月20日に出場選手登録を抹消され、その後も二軍で試合を重ねる中で、得た自信と仲間の思いをバットに込めた結果だ

今回の試合は、ソフトバンクの選手が逆境から勝利を掴む姿が印象的でした。渡邉選手がサヨナラ打を放った背景には、仲間の支えや自身の努力があることが伝わりました。これからの活躍にも期待がかかります。
キーワード解説

  • サヨナラ打とは?試合中に自チームがビハインドの状態で逆転し、勝利を決定づける打撃を指します。
  • タイブレークとは?延長戦において、試合を早く決めるため、あらかじめ決められたルールに基づき得点を競う方式を指します。
  • ピンチとは?試合中に選手が苦しい状況、例えば得点圏に相手選手がいるなど、困難な場面を指します。

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