試合は7回、1死満塁という絶体絶命のピンチを迎える中、「エスピに何とか勝ちを付けてあげたい」との思いから山岡泰輔をマウンドに送った
先発のエスピノーザからの継投により、登場した山岡は強い意志で火消しに成功
まずは牧野をチェンジアップで空振り三振に抑え、2死を迎えてから源田も中飛に仕留めた
山岡は今季初めて5月5日に昇格し、これまでの18試合はすべて救援登板となっている
防御率は一時は6・23まで悪化していたが、ある日には岸田監督に打ち明け、「点差や状況によって考え過ぎた結果、失点してしまうのが自分の課題」と語った
過去には19年に開幕投手を務め、最高勝率のタイトルを獲得するなどの実績を持つ右腕が自らの課題を理解する姿勢を持つのは重要な成長だ
岸田監督は「山岡という投手がマウンドに上がり、登場曲が流れることで、持っている球で観客が沸く、それだけでいいんじゃないか」とシンプルに打者と向き合うことの重要性を説いた
山岡は、先発のエスピノーザが登板した6月5日の広島戦でも、7回1死二、三塁のピンチを迎えた際に連続三振を奪い好救援を見せ、「今は楽しめています」と心の余裕も見せている
また、オリックスは沖縄での勝利が16年以来、9年ぶりであり、貯金も今季最多タイの10に戻し、首位の日本ハムには僅差の1・5ゲーム差と再接近している
チームとしても助け合いの精神が活発になっており、今後の活躍が期待される
これからの7月は「オリの季節」にしたいところだ
オリックスの勝利は、チームとしての団結や選手個々の成長が感じられ、特に山岡の奮闘が印象的でした。彼が自らの課題を受け入れ、よりシンプルにプレイすることができたことがチームの勝利につながったと思います。また、この勝利でチームの士気も高まり、今後の試合に向けて良い流れが生まれそうです。
キーワード解説
- チェンジアップとは?投球の中でも特に変化球に分類されるもので、ボールが急激に落ちるような動きをするのが特徴です。
- 防御率とは?投手の成績を示す指標で、投球回数あたりの失点数を基に計算されます。低いほど良い成績とされます。
- 助け合いの精神とは?チームメイト同士で協力し合い、互いに力を合わせて良い結果を目指す姿勢のことです。

