彼はここまで12試合に先発し、3勝6敗、防御率は3.38という成績を残している
防御率とは、投手がどれだけ点を取られたかを示す指標で、数字が低いほど投手のパフォーマンスが良いことを意味する
しかし、井上投手には明らかな課題がある
彼が投げた69回1/3のイニングの中で、失点は30点にのぼるが、特筆すべきはその失点数がイニング別に分けられると、顕著な偏りが見られる点だ
1回には3点、2回には11点、3回には4点、4回には7点、5回には1点、6回には3点、7回には1点、そして8回には無失点と、特に偶数回の投球成績が芳しくない
井上投手の投球成績を分析
| イニング | 失点 | 防御率 |
|---|---|---|
| 1回 | 3点 | 1.18 |
| 2回 | 11点 | 6.03 |
| 3回 | 4点 | N/A |
| 4回 | 7点 | N/A |
| 5回 | 1点 | N/A |
| 6回 | 3点 | N/A |
| 7回 | 1点 | N/A |
| 8回 | 0点 | N/A |
今後の阪神戦では、この鬼門とも言える偶数回を無失点で乗り切れるかが注目される
井上投手の成績は、特に偶数回にパフォーマンスが落ちることが大きな課題だ。これを克服することで、今後の試合でも安定した投球が期待できる。偶数回の失点を減らすことが、彼のさらなる成長につながるだろう。
キーワード解説
- 防御率とは?投手が投球した際に、どれだけ得点を許したかを示す数値で、低いほど優れた投手と言える。
- イニングとは?野球の試合における1つの攻撃と守備のセットを指し、通常1チームが3アウト取られるまで続く。

